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準備
「あーもうすぐ学園祭だ。クラスで何やるか決めろ」

夏休みが開け、こんがりと日に焼けたみんなと再会を果たしたこの日、難波に言われたことによりみんなの夏休みボケをしていた頭が一気にフル回転した。

光沢学園は夏休みが開けた1ヶ月後、だいたい10月の頭に学園祭が行われるのだ。2週間前には午後の授業と部活が免除になる。またその時に"あの"ランキングも行われるため、みんな盛り上がるのだ。

今はみんなクラスで何をやるかで盛り上がっている。涼たちのクラスは陸が進行を進めた。

「何やりてぇ?」

「コスプレ!浅見のコスプレ!!」

『ふぇ?』

「バカヤロウ、却下だ」

「つか食いもんはー?」
「あーなんか3年と部活のみだって」
「じゃ、なんもなくない?」
「あれは、お化け屋敷」
「お、いいね」

次々にでる案を黒板にまとめていく。だが何のまとまりもなく、ただ案を出しているという感じでなかなか決まらない。明日に回そうかと陸が考えたとき、

「あ、今日提出だからな」

という難波のムカつく爆弾発言により、何が何でも今日決めなくてはいけなくなった。

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あきゅろす。
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