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*英士side*
「高岡君は好きなとこに座ってね」
そう言われて適当に座った。やっぱり理事長室はいつ来ても凄いなぁ。理事長結構派手好きだもんな。
あっ涼膝の上に座ってるし。理事長羨ましい…。
「お二人は仲が宜しいんですね」
「えっ、うんまぁ。で涼ちゃん」
うわぁ…流された。
僕を無視ですか。
理事長は涼に説明をし始めたし、何で僕ここにいるのか分からない。…ってなにあれ!?うーんとか言って首傾げてる!!めちゃ可愛い!!…手に入れたい…。
「そだ!!涼ちゃんにはこの鍵も挙げる」
そういって理事長が渡したのはゴールドキーだった。こっちからすると都合がいいや。てゆうかまだ僕無視?
「で、高岡君」
「あっはい」
びっくりした…いきなり呼ぶなよ。
「君のことをね、私は信頼してるんだ」
信頼……。
「そこで君に涼ちゃんのことを頼もうと思うんだ!!」
………は?え、何この人はそんな大事なことをサラッと言っちゃってるの?…って…、
「涼君を…ですか?」
「そう。こうみえて結構甘えん坊の寂しがり屋でね。学園にもまだ慣れてないし。君になら任せても大丈夫だと思ったんだが…」
「あぁ…分かりました」
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