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『んぶっ…何でー?』

「あーと、刺激がな、強すぎるんだ」

『刺激?』

「うん。…肌にな」

そうやって嘘をつくと涼はしぶしぶ納得をし、準備運動を始めた。

「ナンパされないように気をつけないとね」

英士が言った言葉にみんなが頷き、涼を守るために涼のもとへ向かった。ちなみに大地は荷物係だ。やはり泳ぐということは出来ないので、日陰で休んでいる事になった。

『ッキャー…ぶっ!!むぅ…ていっ!!』

「うおっ!?ごはっ!!……(チーン)」

「よし、双子のバカは死んだね」

「ああ、これで一人っ子になれるな」

「って殺すなー!!」

「『「あはははっ」』」

海の足がつく所で水のかけあいをする涼たち。始めはみんなでやっていたのだが、今は涼、双子、英士、京一、竜也のみ。香と元太は大地のもとで休んでいた。

大地が羨ましそうにうみを見ていると、涼が走り寄ってきた。

「どうしたの?」

『これっ、見つけたんで大地先輩にあげますっ』

そう言って渡されたのはピンク色した綺麗なさくら貝。泳げない大地を思って涼が見つけてきたのだ。

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あきゅろす。
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