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*陸side*

何が大変だったかって…?それは改札だな。

2人一緒に通ることは出来ないから駅員に切符を切ってもらった。んで、さぁ送ろう!となったわけだ。

…今なんで家知ってんの?とか思った?思ったよな?

なぜ知ってるかって?…それはね、俺が情報屋だからだ!住所くらいは簡単に調べられるぜ!ってことで…、

「ここが涼の家か…」

浅見って書いてあるし間違いない!

─ピンポーン

「涼ちゃーーーん!!」

うおっ!?なんだ?だれ?え、つか涼だって何で分かるんだ?

とか思ってたらドアがバンッと開いて男が出てきた。多分父親だろうな。

「え…涼ちゃん!?どうしたんだー!?」

「あの…落ち着いて下さいよ。寝てるだけッスから」

すげぇ父親だな。涼が起きちまうぜ。

「あ、そうか。いやーごめんね。連れてきてくれてありがとう"海君"」

「あ、いえ……ん?」

海、君?俺は風立…陸だよな?つーことは、ちょっとまて!!

「あのっ!もしかして海を知ってるんですか?」

「え、君が海君じゃないの…?」

「いえ、俺は風立陸。双子の弟です」

とそこまでいうと親父さん、驚いた顔で、

「双子ー!?…いや、うん。間違えて悪かったな」

って言ってきた。この親父さん…面白い!!

「いえ、よくあることッスから。んじゃ、失礼しまーす」

俺は軽く頭を下げて家へ向かった。

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