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だがまぁ涼だから許される事だろう。結局は周りも可愛いなんて思ってしまっているのだから。
さて、次にやってきたのはペンギン館。世界中の様々なペンギンが揃っているのだ。
『かわいーね!』
「ああ、欲しいな」
何て話をしていると館内にペンギンがはなたれた。みんなそろってペタペタと行進をして館内を回っている。涼がそれに目を輝かせていると、
「涼!見てみろっ!つか見て!!」
と陸が言った。何だろうとそちらの方を向くと、陸がペンギンの列の後ろに並んで真似をしていた。
『ふわっ!陸ちんうまーい!僕もやるー』
そう言って涼は陸の隣へ行き、真似をしだした。2人でペッタペッタと歩いている姿は微笑ましいやら、子供っぽいやらで館内を笑わせていた。
『ぼっくはペンギン、りっくちんもペンギン♪』
「ははっ、うまいな」
『えへへっ、ありがとーvV』
歌を誉められ照れ笑いをする涼。その笑顔にやられ陸が止まると、涼も物真似をやめて戻ってきた。
『どうしたの?』
「いや、可愛すぎだろ…」
『うんっ!ペンギンさん可愛いよね』
「…はぁ…まぁ、そうだな」
『?』
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