デート*陸
「…と、言うわけで水族館にやって来ましたー!!」
『わーいっ、お魚さん見るぞーっ』
大声ではしゃぐ2人。今日は陸と水族館へ来ていた。実は海が電話した次の日に陸も電話をしていたのだ。海には内緒ということでやってきたのは、涼が行きたがった水族館。久しぶりと言うこともあって2人ともテンションが高い。
「さっ、行きますよ、姫」
涼の手を取り、甲にキスをしてイタズラな笑顔をむけた。それに顔を赤くしながら、
『よろしく、お願いします///』
と返事をする。姫と言われて気を悪くしないのか、と思うがそこはさすが陸。冗談と思わせるのがうまく、涼は簡単に乗せられていたのだ。そして中へと2人は入っていった。
『陸ちん、綺麗だね』
「ああ。…でも涼の方が綺麗だけどなっ」
『へぁ?あ…りがとう』
はにかんだ笑顔を向けてくる涼。そんな姿に陸はメロメロになりながら見て回っていく。
海の魚、河の魚、中にはは虫類までいる。それを一つ一つ感想を言いながら見ていくと、一際大きな水槽の前に出た。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!