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デート*海
そして次の日。
約束の時間になり、海と涼がやって来た。

『おはよー海くんっ』

「おはよう涼。今日は一段と可愛いな」

今日の涼の格好は動きやすさを重視した格好だ。下は七分のズボンに上はノースリーブのパーカー。外を動くということもあり、この前買って貰った帽子もかぶっている。

『海くんはかっこいいよ』

一方海の格好はシンプルにまとまっている。もちろん動きやすさを重視し、堅苦しいものは着ていない。下は黒のパンツに上は少しガラの入ったTシャツ。いつもサイドに流している髪はおろしていて、少し隠れた目がかっこよさをさらにあげている。

「涼に言われると嬉しいな。じゃあ行くか」

海が少し照れながら涼の手を取り、2人は近くの動物園に向かった。

近くの動物園と言っても都心からは少し離れた所にある。あいにく世の中のほとんどが夏休みと言うこともあり、電車も動物園も混んでいたが涼はとても楽しそうだ。

『パンダさん、いるかな?』

「ああ。ここの動物園はいるぞ」

海がパンフレットをみながら答える。どこからみるかと聞くと、順番にという言葉が返ってきたので2人は入り口から順に見ていくことにした。

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