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そして1位。

「俺達は別々にお願いしたいんすけど」

「ああ。何がいいんだ?」

「俺は今までサボった分を帳消しにして欲しいです」

「…どれくらいサボった?」

「え、合わせると…1年分位?笑」

「だめだ。出なかったお前が悪い…と言いたいとこだがそうだな。その半分を免除してやろう」

「んーま、いっか。あざーす」

そしてもう1人…。

「香様ぁ!!会いたかったです!」

そう言って抱きついてきたのは北浦真央だ。香にペアを断られて以来ずっと、こうして話出来る機会を待っていた。

「全然僕を相手にしてくれないじゃないですか。寂しかったです」

「…離れろ。早く要件を言え」

「そんなに怒らなくても…。あの子のせい、ですか…?」

「涼は関係ない」

「なら僕のお願いは、二度とあの子と近づかない、でお願いします」

これが真央の願いだ。1位になってもう2人を合わせないようにするために、必死に頑張っていた(頑張ったのはもう1人だが)。それなのに…、

「それはダメだ。他に無いならお金でいいだろう」

「そんなっ!?香様何故ですか!!いつもいつもあの子と一緒で…。親睦会だってべったりで…」

「いたいからいるのだ。文句あるのか?」

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