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だが南の効果からか、良の動きがよくなった。それに感づいた海はあることを提案する。

「そうだ涼、総山。あの2人だけじゃなくて5組を応援してやれ」

『5組を?』

「そっか!あの2人じゃなくて5組が勝てばいいんだもんねっ」

涼はいまいち分かっていないようだが、南は理解したようだ。お手本とでも言うように大声を張り上げた。

「5組のみんなぁ、頑張れーっ」

『あ、なるほど。よーし…ファイトーッ!!みんな頑張って』

「「「うおぉおー!!」」」

するとどうだろう。先ほどまでの苦戦が嘘のように、相手を次々とアウトにしていく。そしてそのままの勢いで試合が終わり、5組が勝利した。2人の応援は効果絶大だったようだ。

『京ちゃん、良くんおめでとっ』

「あぁ。涼のお陰だよ」

『そんなこと…。京ちゃん凄くかっこよかった!!』

「ぁ、ありがとな//」

なんだか甘い雰囲気漂う涼と京一。それが面白くない海達は、涼を連れてクラスのもとへ帰った。

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