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なるほど…見つからないように隠れたはいいが涼に不思議がられた。ってとこだな。そう考え、ならばと、

「そうだったな。じゃあ俺は陸を先に見つけたから陸が鬼だ。さぁ行こうか涼」

と言って涼の手を取りその場を立ち去ろうとしてしまった。それにすんなりついて行く涼をみて陸が、

「ぁ…」

と声を洩らした。だがその声は涼には届かず、後ろを振り向いた海に目で、

"付いてきたら殺す"

と言われてしまったためむなしくその場に残った。まぁ朝の涼のおまけで優位に立っている。という思い込みも2人を行かせた理由の一つだろうが。




「全く…涼。何もされなかったか?」

『んっ?んー…』

少しの間。まさか本当に何かされたんじゃないかと不安になり始めたとき、

『されたって言うか…いっぱい遊んだ!!』

という答えが返ってきて、海はその場にへたり込んでしまった。

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