[携帯モード] [URL送信]

椿先輩やーっ!
手を広げてくれた先輩に走り寄って、ギューッてしたの。
だってね、先輩、若ちゃんにそっくりなんやもん。

申し訳ないって思っとるけど、こればかりはどうにも出来ないの。
んぅ、若ちゃー…ん。



「あーかわええわー相っ変わらず柔らかいお尻やねー」

「っ!ふ、…っ、(やぁっ)」

「ちょ、椿先輩!紅葉にそういうことしないで下さいよ」

「そうだよヘンターイッ」

「何やヤキモチかー?菖蒲チャンも三葉チャンも大歓迎やでー?」



何がやろ?
ギュッてすることかな?

あぅ…やけど、どうして椿先輩はいつもお尻触るんだろ。
くすぐったいし、変な感じするから嫌なんやけどなー…でももっとギューッてしてたいっ。


嫌や、って首を振って、椿先輩にもっと抱きついたん。
そしたらね、首のあたりをペロッて舐められて、ちょっとチクッてしたの。

何やろ…はぅ、ぼぉっとしてきた…ぁ。



「紅葉、もう戻っておいで。それ以上は色々危ないから」

(蓮見とか桐先輩とかも…ね)


──コク…

「……ん?…え、これ…ちょっと椿先輩!何してくれてるんですかっ!」

「っ!…!?」



え、アヤちゃんどないしたのっ?僕の首を見ていきなり怒り出したんやけど…何かついとるのかな…。

恐々とアヤちゃんを見てたら、後ろから椿先輩の声がしたん。



「何してって、キスマつけただけやん。やー紅葉チャン、色白いからよぉ目立つやろ」

「……ええ目立ちますよね。こんな見えるところにクッキリと…それはもう近くをすれ違った人は気づいちゃうくらい」

「あ、菖蒲チャン…?」

「ってゆうか、つけること自体おかしいと僕は思うんですけど?分かってますか?合意じゃない上にまた紅葉は淫乱だの何だのいわれるんです」



こういう軽はずみな行動でっ!

って怒っとるアヤちゃんの顔は…なぜか笑顔なの。
ふぇぇ…笑顔なのに凄く怖いよぉ…っ!

ズモモモ…ッて何や黒いのが漏れてるように見える…っ。



[*前へ][次へ#]

9/34ページ

[戻る]


あきゅろす。
無料HPエムペ!