3 「か、堪忍してーなーっ」 「謝って済むなら警察はいらないんですよ?いっそのこと男としての欲求をなくすために、下についてるモノ切り落としたらどうですか?」 ──ニッコリ うっ…ふぇぇ、こぁいー! 笑っとるのに怖いよ若ちゃあんっ! 体が勝手にブルブル震えだして、いきなり冬になったみたいに寒くなったん。 分からへんけどスッゴく怖くて、ガマン出来ずに涙が出てきた…ぁ。 泣き虫やからやないもんっ。 ホンマ、怖いの! いつものアヤちゃんやないのぉ…ふぇ、えっ。 「あ、菖蒲菖蒲、紅葉泣きそうっ」 「っ、…え?…わ、紅葉!?」 「っ…グス、…(アヤちゃ…)」 「わ、わっ、ごめんね?えと…今のはその、僕じゃなかったっていうか、椿先輩が悪いっていうか…」 「俺か!?俺かてメチャ怖かったんに!」 「え? 何か?」 ふぇぇぇっ! せ、せっかく元のアヤちゃんに戻ったと思ったのにぃ…っ。 やけどそのあとすぐに元のアヤちゃんに戻ってくれて、少し困ったような笑顔でごめんね?ってゆうてくれたん。 あぅ、僕、そういう笑顔は好きじゃないもん。 幸せそうに、楽しそうに綺麗に笑うアヤちゃんが好きや! ……けど、さっきのは僕、好きになれそうもないです…。 何があったか分からへんけど、もうあの真っ黒い笑顔はしないでねっ? 以上、友達第一号アヤちゃんの笑顔でしたっ、えへへ。 リクエストありがとうございました。 [*前へ][次へ#] [戻る] |