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頭にキスをされて首筋にもされる。涼は身をよじるが十夜に止める気はないらしく、それは抵抗するだけ大胆になっていく。
『ふぁ…っ、耳だめぇ…アニメ、見るの…』
「だから見てろって。俺はこうして涼を感じてるから…」
『感じ…?十夜はこうすると、嬉しいの?』
「ああ、涼に触れるだけで、な」
『ん…僕も。十夜に抱っこしてもらうの、好き…』
「っ…涼!」
その言葉がスイッチを入れたかのように、十夜のキスは激しくなった。耳を舐め甘噛みし、額から瞼、鼻、頬。余すとこなくキスをしていく。涼もアニメそっちのけで十夜の首に手を回し、それを受けていた。
「…アニメはいいのかよ…」
『んっ、いいの…ぁ、ほんとはねっ…十夜と一緒にいたくて、…そのっ…ひぁ!』
「いたくて、誘ったのか?」
『そうだよ…?DVDって長いから、それだけ一緒にいれる…でしょ…っ?』
「んなことしなくても一緒にいてやるよ」
『…うん…!ぁ…ね、ね…っ…十夜ぁ』
「あ?」
『くち…は…?』
凄く甘い声を出したと思ったらこれだ。頬を赤く染めて上目遣いに見てくる涼に心臓が高鳴り、貪るようにキスをした。その甘さと熱を確かめるように、何度も何度も。
『ハァ…ッ、ん…眠い…』
「寝ろ。…起きるまでいてやる」
『うん…一緒、寝んねしゅる…の…』
「っ…あ、あぁ」
呂律の回ってない涼に今度は十夜が赤くなる。涼を抱き上げてふとんに潜り、腕枕をして一緒に眠る。
十夜の服を掴んだままスヤスヤ眠る涼に、涼を抱き枕のようにして寝る十夜。2人の笑顔は幸せそうで、もしかしたら同じ夢を見てるのかもしれない。
『んぅ…と……やぁ…』
「…………好き…だ……」
END
リクエスト本当にありがとうございました。
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