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LOVEすとーりー
Guitar
寂しい夜は、
あなたの歌が聞きたくなるの。。。

Guitar

もう何ヶ月会ってないだろうか。
もう、三ヶ月も会ってない。
あなたが忙しいのは分かってる。
分かってるもの、我が儘は言わない。
  −寂しい-
いつも感じるこの気持ち
でも私はその気持ちに蓋をする。
ガチャ
あれ、鍵が閉まった。
ってことは開いてた?
玄関に入ると男物の靴があった。
「和也?」「あっおかえり」
リビングに入るとソファに丸くなった
彼がいた。
「ただいま」
「今日仕事が早く終わったから
小枝子に会いに来た。」
「そっか」
私は彼の隣に座る。
「ねぇ?」「ん?」
「こっちむいて」「何?」
今日は和也に目を見ない。
だってあなたの優しい目を見たら
きっと溢れてしまうもの。
  −寂しい−
この気持ちが・・・。
グイっと肩をつかまれ
無理矢理私は和也の方をむかされた。
「我慢しないで」
あなたは私の耳元で囁く。
「だって、和也疲れてるでしょう?」
私は涙声で答える。
「そんなことないよ、
俺は3ヵ月間小枝子に会うために
働いてたんだから」
「うぅ・・・」「ほら、泣かないの」
ポンポンと私の頭を和也は
優しく叩いた。
少しして、私が落ち着くと
「小枝子?」「ん?」
「何してほしい?」
「歌・・・」「歌?」
「歌って・・・?」
「よし、今日は小枝子のためだけに
歌ってあげます」和也は一晩中歌ってくれた。
ありがとう、、、
心の中の
−寂しい−
はどこかへ消えていた。


あきゅろす。
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