プチ霊媒
覚悟２
『多分違う。私はお前以外にまともにはなさない。お前も話すやつは腐るほどいるが、用もないのに私に話し掛ける。しかも私はたいして話返さないのにだ。なぜだ？』
「確に……なぜだ？」
聞いてんのはこっちだだ。
『多分、私達が出会い、話すのは必然じゃないのか？私達はお互いに無意識で気にしている。きっと何か通じ会う能力があるんだ、お前にも。』
暫く考えた葉山はハッとして顔を上げた。
「だから、お前はいつも何してんだよ」
私は…話したくない。しかし…。
『……自ら私を求めてきた霊は簡単だ…。悪霊には…衝立船戸神(つきたつふなとのかみ）の力をかりて〜はぁ…。兎に角神さまの力を借りて弱らせたり、逃げたりしながら見計らって成仏なのか殺しなのか封印だかをするわけだ。』
「…わかるかよ…」
『私もわからん。勝手に出来来る。』
「べ…便利だな。」
『嘘つけ』
「確に嘘ついたな…っておい！じぁ魔物は？」
『弱らせて逃げる』
「逃げられんのかよ！」
『まぁ、なぜかね』
『「……」』
「で、たまに、怪我してるんだな…俺の目の前でもあったな、確か…巻き込まれんのかよ次は…」
…
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