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プチ霊媒
覚悟1
次の日、窓側後ろの席に座り、本を読んでいた。
「何読んでんだよ。我等日本と銃と刀?自作か?見たことねぇしこんなのあんのかよ。まぁいいや、話ぐらい聞いてくれよいい加減減」
あれから私は葉山に話をした。
話をした。終わり。

さすがに何を覚悟したらいいとか、したらどうなんのかよくわからないだろう。

もちろん私にもわからない。
しかし、何だか選ばれてしまったようなので決めるしかないだろう。というか、覚悟する以外選択肢はなないだろう。

「で、まず、お前は今まで何をしてたんだ?そりゃ見てたけどよ。一人で動いてんのしかみえねぇしさ。」

学校に霊が出るときは必ず葉山がいるときだった。
というか、一服の時に現れるからだろう。
今考えると、一服するときになぜ葉山は私を見付けるんだだ?そりゃ広すぎる学校ではないが…。

『なぜお前は私が一服するときに現れる?』
「?さぁ?偶然?」
自覚なしか…。

『私がいつも何かをする時は一人の時や目立たない時だ。だから学校では一服、だから必ずお前がいるときだ。』

「まさか俺恨まれてんのか?!」




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あきゅろす。
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