プチ霊媒
はじまり2
「お〜い。今度はなんだ?」
『…裸の女。』
「う……お前には参るわ〜今度は裸の女かよ…」
葉山は額に手を当て疲れたと言わんばかりに天を仰ぐ。
「どんなだ…?」
何を見えない裸の女でウキウキしてんだよ。
と思いながらも、二度聞かれると面倒なので一気に答える。
『意味のない赤いフンドシ一丁で日本の女。髪は黒。腰ぐらいの長さ。体型は健康的で綺麗だ。なのにフンドシに違和感なし。』
「赤いフンドシで違和感なし?」
『……』肯定の意
「善or悪」
なぜ英語を出すんだよ…。
『悪ではないと思うが、正体不明。因みにうちらの事は気付いてる。どうする?』
「俺は…慣れた…しまった…。お前いるし見学決定。」
よく分からないが、二人で暫く様子をみる。
私は様子を見るが、もちろん葉山は時間を持て遊び煙草が進む。
するとゆっくり裸女が手招きしてくる。
子を呼ぶように。
念のため用事しながらだが、従うことにした。
いきなり歩き始めた私に驚きながらも葉山はその場で私を目で追っている…気配がする。
女は私に微笑みかけ
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と…。
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