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プチ霊媒
覚悟5
『いらっしゃい。』
「っ!お、お前笑えるんだな…」

……葉山は部屋を見渡して一言。
「……安心できる場所だからか?」
私の家の中はお札や日本や外国の神がみがやたらめったら張り付けてある。祖父母にもらったもの全てだ。ごちゃまぜにしていいのか知らないが、中学時代家で霊を見たことはない。外に気配は感じていたが…。

『ご飯食べた?』
「軽くな!」
『まぁ取り合えず上がるかあがらないかか、どうぞご自由に。』
私は葉山を玄関に残して台所へ行き、簡単な食事をテーブルに運んだ。一応葉山の分も。
「お邪魔します。うぉぃ!…お前、二人分用意してくれたのかよ?どこの女の真似だよ《笑》」

私は葉山を一喝して、一人で食べ始めた。
流石の私も一人分だけ食べるのには気が引けたから作っただけなので、勝手に食べ始める。
「俺は作んのめんどくて腹減ってんだよね〜いっただきまぁす!」

食べながら他愛もない会話で一人盛り上がり話す葉山。
まぁ家の中にいる私は少し、言葉も返す。









……葉山は楽しい。






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あきゅろす。
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