プチ霊媒
はじまり1
今日も一服…。
私は何をしに学校に着ているのだろう?
いつもの場所に先生がいたから、屋上に上ってきた。
先客がいるようなので、階段に座って眺めながら一服する。
裸に腰にふんどし一丁。?
風が吹く度にふんどしは意味をなさず。?
あれではふんどしとは言えないないな。?
なんて思いながら。
そこへ、誰かがこちらに向かってくる。
先生ではない。
いつものあれだ。あれ。
「お前またここかよ〜てか中入んねぇのか?」
(屋上で葉山に会ったことはないのにまたとはなぜ。)
こいつは葉山。
つんつんと髪を立てて、ニカッと笑うやつ。
まぁどこにでもいる盛り上げ役だ。
恋愛に興味がないから知らないが、取り合えず人気者だ。
こいつも授業を抜けては一服するのだから、いつも私はこいつに邪魔をされる。
別にもうなれたが。
で、話を戻そう。
『……』
葉山は屋上と私を交互に見やり、
「????」
と、なぜ入らないのか理由を知りたい顔で見ている…気配がする。
私は裸の女を見続けていたから。
女は手すりに片手を沿え、日本人形に艶を与えたような髪を優雅になびかせていた。
諦めと期待の表情を浮かべ遠くを見つめてい
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