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panic game!
5
「おい。」


人混みから離れれば、新島先輩が約束どおり飲み物をもって待っていた。



「あれ、なんですかそれ?お店のっぽいですね。」


てっきりペットボトルだとか缶だとかのごく普通の飲み物を勝手にイメージしたが、先輩が手にしていたのはプラスチック容器みたいなもの。
まるでスタバだ。超おしゃれ。

中身の色的に、どうやらキウイとか?いや、青汁?(泣)



「寮内にある学食のだよ。美味いぞ。」
「まじでか!」
「さらに聞いて驚け。俺のおごりだ!」
「まじでかぁ!先輩大好き!!!!」


中身はやはりキウイ味のスムージー的なやつだった。ウマウマ。

飲み物を受け取って、新島先輩と別れた。どうやら生徒会の仕事がまだあるらしい。さっきのショタ先輩のこと聞きたかったけどこれ以上付き合わせるのも悪いよね。それはまたの機会にしよう。


ずっと先輩に持たせてt……否、先輩の意思で自ら持っていてくれたボストンバックを肩にかけ、螺旋階段を上がっていく。
うお、結構上がるな。俺の体力はすでに限界なんですがね。鬼畜階段め!

やっと上りきり、長ぁぁぁぁい廊下を進むと(途中、お菓子の販売機とか豪華なソファとか高そうな照明に寄り道したけど)、305号室を発見。

入る前に同室者の名前チェック。

『305号室 』
『阿 ・風見 まひる』
『吽 ・曇 ハ ル』


……なんか名前可愛いな(興奮)
まひるて……まひるて!平仮名なのがまたgood!!!!!これは期待出来るぞ!!!!
きっとドアを開けたらそこにはさっきのショタ先輩並みに可愛らしい子がちょっとビクッとしながら『あ、あの、ハル、君?よ、よろしくね?』とか吃りながら椅子にちょこんと座ってるんだろうな!!!!
そんな子が不良だとか会長だとか教師だとかからモテモテになってアワアワしてる所をひたすら見守り隊!!!!

そうと分かれば早速あいさつだ!!!


「こんにちはァー!!風見く……、っ!?」
「……あぁ?」


長身イケメン男子でしたorz



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あきゅろす。
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