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panic game!
3
新島先輩の横を歩きながら広すぎる敷地内を進んでいく。

あれ?こんなにこの学校豪華なの?
なんかもうどっかのお城じゃね?ハリポタじゃね?超イギリス。マジイギリス。カタカナオオイヨ。


まるで別世界な校舎やパッと見じゃ見当もつかない建物に目を奪われつつ、新島先輩とおしゃべりを楽しむ。

新島先輩は話し方は乱暴な面がちらほらだが、ちゃんと答えてくれるし、ちゃんと荷物ももってくれてる。『後輩のバック持つとか人生初だわ…普通先輩に持たせるか?いくら重いからって?』とかなんとか言ってた気もするけど、知らない。俺は何も聞いてない。




「ほら、着いた。」


先輩の声に真っ正面を向けば、ご立派な邸が目の前に広がっていた。


「…ちょ、新島先輩。明らかに寮じゃないですよね。誰の邸ですかコレ?校長?」
「寮だ。」
「……。」
「寮だ。」
「……。」
「つーか、これくらいで邸とか、お前ホントにここの入学生かよ?」
「まあ、そうなんですけどね…。ここの生徒の家柄が金持ちばかりだというのは知ってましたが、ここまで感覚が違うのかと、ビックリしてます。」




マジで変な奴、と言いつつ眉間にシワを寄せながら中に入るように顎で指示する先輩。
態度はむかつくのにイケメンだ。クッソ。

先輩のあとから玄関をくぐれば、一面に広がる大広間。
すげぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
吹き抜けの天井ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!
螺旋階段ンンンンンンン!!!!!!!!!
うおおおおおおおおおお!!!!!!!!!




「テンションあがるぅぅぅぅ!!豪華絢爛とはこの事なんですね!!!楽しみだヤッフゥ!!」
「対 応 力 (笑)」






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あきゅろす。
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