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panic game!
2
「……てめぇら、殴られたいのか?」
「「すみません。」」
「ゲームはつけっぱ、菓子は食い散らかし。」
「「いやホントなんも言えねぇッス。」」
「つーか、誰ああああああ前。」
「ハルです!」(テンパリ)
「恂ノ介です!」(焦り)
「チビお前は知ってる!!!嫌でもな!!!俺が聞いてるのはこのアホ面だ!!!なんで居る!?」
「ひど!!」


只今、説教受けてるなう。
おかしい。ゲームしてたはずなのに気づいたら二人とも爆睡してて、目を覚ました時にはもううっすら夕焼け空でした。

でも俺的にはなんかこう……説教よりも……こんなときにアレだけど、風見くんと恂って、このカプって、



「恂が受けか?いやでも風見くんみたいなクールイケメン男子がほだされる感じもまた良いな。元々恂は他人様構い倒すウザい系男子だし少しずつそんな所が風見くんの心に響いて気づけば気になるアイツ……的な?悪くない!!舞台は学園祭での後夜祭。夕暮れのなかで振り返ればそこには恂が……赤く染まる風見くんの頬……良い!!!すごく良い!!!これぞ萌え!!!よし二人ともまずはお互いの事を知るところから是非!!!!」
「こらハル!風見が氷河期並のオーラ出してるから!空気冷えきってるから!落ち着け馬鹿!!」




ハッと我にかえって目の前に立つ風見くんを見やればまさにドン引き。

やっちまったぜごめんねテヘペロ☆




そのあと、『菓子は二袋まで』『勝手な妄想はしない』『妄想を口に出さない』『脳内で勝手にカプらない』という約束をさせられたが守れる気がしない。(`・ω・)キリッ


「じゃあ俺戻るわ。」
「おう!」
「別れを惜しめwwww」


なにを言うか。
同じ学校に通うってのにいちいち惜しんでられるかアホウ。

ふっと恂ノ介に頭をなでられた。




「疲れてたみたいだな。顔色は良くなったけど。まあ桃鉄は途中までしか出来なかったけど結果オーライかな。」




なん……だと?

意味わからん。なにゆえ心配されてんの俺?




「恂ノ介のくせに上から目線。気に食わぬ。」
「怒るなよw」
「明日の入学式で盛大にコケて笑い者になってしまえばいい!」
「はいはい。」



なにその余裕?俺がガキみたいじゃないか!むっかぁ。
だから恂ノ介はいじめたくなるんだ!

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あきゅろす。
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