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panic game!
2
場所を移動しまして自室。
リビングにある少し高めのテーブルに三人で座って勉強中。
二人が俺に付きっきりとか胸が高まるぅ!ハーレムやっほいwww

口寂しいからコーラとお菓子買って食べながらやろうぜ(笑)って提案したら随分と良いご身分だなアァ??と二人に睨まれたので諦めましたナームーorz



「いいか?かけ算ってのは同じ数のまとまりがいくつあるかだ。足し算は異なる数同士も合わせられるけどかけ算はできない。その違い、分かるか?」
「お、おう!」
「えんぴつが2本ずつ、4束あれば?」
「四二が八?」
「逆。『ひとつ分の大きさ×いくつ分』なんだから二四が八。」
「答えは合ってんだけどダメなのか?」
「ちゃんと数学には意味があんだよアホウ。理屈を理解するとこからやんなきゃ本当に理解できたとは言えねーの。簡単に自己流でやれてる奴ってのは基礎が分かってるから手ぇ抜いて出来んだよ。」
「お、おう…。」
「意味さえ分かれば一生その内容は忘れないからこっちのもんだ。ほら、次。」
「……吐きそう。」



まさかかけ算からしてアウトだったとか俺やばい。



「もしかしてだけど、俺、試験範囲まで終わらなくね。」
「進み具合にもよるけど、ギリかな。」
「マジでか。俺にかかってんのか。」
「まあ努力は報われるって言うし、頑張れや。つーか曇、左利きなのなwww」



楽くんに励まされた。
今は利き手のことなんてどうでも良いんだよォ!!
暗記パン!!ドラえもんが持ってる魔法の道具・暗記パンくれェ!!

休むんじゃねえ、と風見くんに叩かれて泣き泣き鉛筆を握りなおしていた時、楽くんが背伸びをした。
あ、腹チラ(クワッッ)
ごちそうさまです\(^o^)/


「今日はもう帰るわ。夕飯まだだし、沢にもここに来てんの伝えねーまんまで来ちゃったし。」
「楽くん委員長と同室だったんかいwwなにそれどんな楽園wwww」

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