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媚薬入り…1
『失礼します……』

私は白髪の男性の顔を見ない様にして、そう言うと隣に座った。
すると男性は私の首輪に付いている鎖を引っ張る。
私は顔を男性の方に向けるしか無かった。

『久しぶりのAAAの奴隷か……顔はまぁまぁだな…』

そう言う井上の顔はキツネ顔で、白髪と違いまだ40代位に見えた。

『この部屋に居る間は俺がお前のご主人様だ…よく覚えておけ…』

キツネ顔の井上はズル賢い目で笑って私に確認をする。

『はい……井上様が今は私のご主人様です。』

私がそう言うと、井上は赤ワインの入ったグラスを私の前に置いた。

『媚薬入りのワインだ一気に飲み干せ……』

普通なら媚薬入りのワインだと聞かされて飲む女性はいない…
でも、ここでは違う…
どんな命令でも奴隷に拒否する権利はない。

『はい……頂きます…』

そう言い私はワインを飲み出す。
ワインを飲む横顔を井上はジーッと見ていた。

『いい飲みプリだ。』

グラスの中身を全て飲み干した私に井上が言った。

『よし、今度は裸になってみろ……ゆっくりだぞ…』

『はい……ご主人様…』

私はそう言うと黒のミニドレスをゆっくり脱ぎ出す。

『この部屋には50箇所以上ビデオカメラが埋め込まれている。まぁ、この屋敷中にビデオカメラは埋め込まれているんだが…勿論、それは絶対外には出回らないが、会員なら録画された好きな映像を見る事も買う事も出来る…』

今、私がこうして裸になる所も撮影されている…
よく見ると、壁や天井、床にレンズの様な物があるのが判る。

『だからどうしたって事じゃないがな……』

私は最後のショーツを脱ぎながら井上の話を聞いていた。

『身長が低いだけで、身体検査はAAだったな……ゆっくり回転しろ…』

そう言う井上の細い目は更に細くなっている。

『はい……』

私はその場でゆっくり回り始める。
一周……二周…三周…

(ぁぁっ……熱い…蜜が溢れちゃう……)

私は内腿をピッタリ着けて蜜が溢れ出さない様に必死だった。
そんな私を見て井上はニヤッと笑った。

(気付かれてる…媚薬が効いて来た事を…)

『もういい……俺は綺麗好きでな…風呂の用意は出来てるから入って来い。軆も髪の毛もよく洗え…特に沈んだら、軆をよく温める為にバスタブの中で、ゆっくり100を数えるまで出るな。あっ、バスルームは廊下に出て右側だ。』

『わかりました……ご主人様……』

そう言い私はバスルームへ向かった。 

-ウラコイ×


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