艶溽
貞操蹂躙2
やっとの思いで大量のザーメンを呑み込んで、これで終わったと思った女だったがそれは女のぬか喜びだった。
一回イッて萎える夫とは違って男の肉棒はまだ勃起したままだったのだ。
「どうした?まさかあんた、俺をそこら辺の男と同じに思ってたのか?めでてえ女だな、そんなんじゃ女を犯そうなんて思わねえよ!訴えるなんて思わねえように徹底的に満足させてやっからよ」
女は男の言葉に背筋が凍る思いだった。
それほど自信に満ちた肉棒だということはしゃぶってみてわかっていたことだった。
「壊されたくなかったら力を入れずに俺に協力するんだな!でねえと裂けてしまうぜ」
確かに男の言うとおりだと思った女はあきらめたかのように下腹部の力を抜いてしまった。
割れ目に擦りつけられた肉棒が柔肉を押し広げて差し込まれてくると、たまらずに口を押さえて洩れ出る声を押し殺した。
「あっ あっ あっ あっ 」
ズン、ズンと挿入される度に押し広げられると、普段ならすんなりと挿入されるほど準備は出来ているはずなのだが周りのお肉が一緒に引き込まれていく感じだった。
男の言う裂けるというのもまんざら嘘ではないだろう。
膣の最奥まで達した肉棒がゆっくりと出し入れを開始すると、ねっとりとした愛蜜が肉棒にまとわりついてピストン運動を手助けするのだった。
「そうだ、あんたがその気になってマ○コを濡らすのが一番の協力だからな!ほらほら、だんだん良くなってきただろ、はははっ」
男は笑いながら横一文字に広げられた脚の中央に出し入れする様子をスマホに納めていった。
「心配すんな、俺のセンズリのおかずにするだけだ!旦那に抱かれながら、どっかで俺にも抱かれてるなんて女冥利につきるだろ、はははっ」
男はネットには流さないと言ったが、どこかで自分の映像で慰めている男がいるというのも気持ちの悪い話だ。
しかし今はその事を気にしている暇はなかった。
合意のないセックスを受け入れたという後ろめたい気持ちが女を包みこんだが、身体は次第に浄蓮の炎に焼き尽くされていった。
「もうダメ、もうゆるして…あっ、あっ、ダメえ〜」
何回も突き上げられて何回も寸止めされた女は、快楽天国から快楽地獄へそしてまた快楽天国へと何度も登りつめさせられて男の三回という続けざまの射精でとうとう白目を剥いて意識を失ってしまった。
もはや男の言うとおり訴えるなどという気持ちは微塵もなかった。
男は女の陰部から溢れ出る泡立った自分の欲望を指で拭っておっぱいになすりつけたが、意識のない女にはわからないことだった。
普通、犯罪を犯す者は長くその場にとどまらないものだ。
その男もいつもならそそくさと済ませてその場から離れていたのだが、今回はなぜかその女に固執していた。
女を抱えあげた男はそのまま女を風呂場に運びシャワーを浴びせると、意識を取り戻した女は恥ずかしさのあまり身体を丸めたが男の手によって全身を隈なく撫で洗いされた。
もちろん陰部も欲望を掻き出すようにして洗われたものだから麻痺しているとは言えすばやく反応していた。
「まだ満足し足りねえのか?」
女の欲情にきりがない事を知っている男は女を小馬鹿にしたが、これ以上はやめた方がいいと思っていた。
「もう…だめ…もう…堪忍して…その代わり…」
女はそうつぶやくと男の股間に手を伸ばして来て自分をもてあそんだ肉棒を洗いだした。
女の夫は事が済めば後始末もせずに尻を向けて寝てしまう奴だったので、男性に対する思いもそんなものだろうと思っていた。
それが見事に覆された女はその男に対する思いとして当たり前に肉棒を洗いだしたのだった。
満たされた身体と心を投げ出すようにして男にもたれかかった女には、もはや夫に対する貞操観念はなくなっていた。
【終わり】
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