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艶溽
妻の反乱(3)
猿渡は、知りあった女とセックスをする時にエロビデオのように過激な行為を強要したために恋人もできなかった
マンションの管理人になってからも家人のプライバシーを覗き見て妄想していたが、それが高じて実際にレイプしてしまった

佐知子と他の二人がレイプされた事を知られたくないと被害届けを出さなかったので強姦罪は免れたが、盗撮と不法侵入という事件が事件なだけに管理会社はクビになり住む所も追い出されてしまったのだ
そんな猿渡のためにアパートを借りておいて一晩一緒に過ごしたとなると、これはやはり佐知子が猿渡を忘れられなくなっていた証だろうか

「いい?これからは女の子にはやさしくするのよ、わかった?それから、あまりエロいビデオは見たらダメだからね!好奇心を煽るためにわざと派手に演技をしているだけなのよ。
それと、これだけあれば一ヶ月は生活できるでしょ?ちゃんと食べてお仕事探しても一〜二回は風俗に行けるわよ!」

「奥さんが相手をしてくれないのか?」

「あの人が帰って来るから頻繁にここに来れないわよ。それに、噂もたっているからあまり出歩けないの」

「それもそうだな。それに、これだけの事をしてもらったんだから、これ以上は贅沢だよな」

それでも夫が航海から帰って来るまでは三日に一度はアパートに通って、猿渡のために部屋を掃除して猿渡のために料理を作って猿渡のために枕を共にした

べったりと腹這いになった背後から尻肉を割いて淫部に挿入された肉棒は、尻肉を押しつぶす猿渡に押されて奥へ奥へと送り込まれた

床と猿渡に挟まれているので自由に動けなかったが、そこがまたたまらない快感だった
さらに、尻肉が邪魔をしてさほど深くは挿入されないが猿渡に太ももを締め付けられるので、摩擦力はアップするのだ

「ああ、いい、こすれるの、おチンチンがこすれるの…いいっ」

柔肉と尻肉に挟まれた肉棒は窮屈なすき間を往復しながら佐知子に快感を与えた

お尻を持ち上げられると、お尻をくねらせて奥深く肉棒を迎え入れた
猿渡の直線的なピストン運動に合わせる佐知子のくねらせ方はみごととしか言いようがなかった

お尻はさらに高く持ち上げられて、四肢を突っ張った体勢でがんがんがんと突きまくられた
お尻の高さによって挿入角度が変わり突かれる箇所も変わるので、同じバックからでも違う快感が得られるのである

立ちバックに移行されると、乳首を摘ままれて首をひねられてキスをされるという三ヵ所同時攻撃で責められた

「あっ…あっ…あっ…だめっ…だめっ…だめっ…」

立っているのが辛かったが、お尻を突きだして妖しく震わせると猿渡の腰の動きも早くなっていった

立ちバックはおろか、そのまま射精される事は夫との間ではあり得ない事だった

女の身体は男の求めに応じていかようにもなるものらしい
初めての体位であっても佐知子の身体は十分に満足する事ができた

床にへたり込んだ佐知子は猿渡の肉棒を咥えて愛液と精液をきれいに舐め取った

肉棒をきれいにしてもらった猿渡は佐知子の身体をベッドに寝かせると、淫部からつたい流れる白濁液を拭き取ってやった
以前はそれを女の身体にぬぐい付けてにやついたものだが佐知子にそんな事はしなかった

「やさしいのね、ありがとう…」

「奥さんもきれいにしてくれたからな」

佐知子は猿渡が女の子に対してそういう優しさを示してくれた事がうれしかった

「今日は泊まってくだろ?」

髪を撫でられ軽く口づけをされて耳元でささやかれると小さくうなずいた

初体験が二十歳過ぎだった佐知子はそんなにセックス大好き女ではなかったし、夫の春夫も猿渡とは違ってがむしゃらに佐知子を求める事はなかった
春夫と一緒の二ヶ月間では三〜四回も性行為があればいい方で、離れている時も月に二〜三回オナれば十分だった

そんな佐知子が猿渡にのめり込んだのは、やはり猿渡に目覚めさせられたと言えよう

春夫が航海から帰って来るといつものように食卓を賑わせて迎えたが、いつもと違うのは猿渡から聞いていた春夫の浮気疑惑だった

佐知子は自身の事は棚上げして春夫を問い質した

携帯からは浮気を裏付ける写真やメールがたくさん出てきて春夫は言い逃れはできなかった
日本にも佐知子の他に親密な関係の女がいて、その女が妊娠していると知れば佐知子の答えは火を見るより明らかだった

春夫との離婚問題で二ヶ月も猿渡に会っていなかった佐知子は、猿渡と猿渡の弟分の比留間を伴って紅葉見物を兼ねた温泉旅行に出かけた
山肌を埋め尽くす色とりどりの紅葉にはしゃぐ佐知子は、まるで女子高生のようでもあった

「兄貴、ほんとにオレもいいんですか?」

「ああ、女がそれを望んでいるんだから、それを叶えてやるのが男ってもんなんだよ」

「あっああ、気持ちいいです、奥さん…」

「うふふ、比留間くんも立派なおチンチンね」

お風呂場で猿渡と比留間の肉棒を握りしめて乳首やおっぱいにこすり付けてから、交互にしゃぶったり一緒に舐め回したりと初めての二本同時おしゃぶりを楽しんだ後、左右の乳首をしゃぶられながら二人の指を膣内に挿入してもらった

一人の指の二本同時挿入とは違って、バラバラだったり同調したりとあり得ない動きに佐知子は歓喜の尻振りをしていた

お風呂場という事もあって大量の潮吹きも気にせずに噴き上げる事ができた

ベッドに移動した猿渡は、限界まで腰を振ってグンと突き刺しては比留間と代わり、比留間もグンと突き刺しては猿渡と入れ替わった

二人の男は長持ちさせるために交代しながら腰を振り佐知子を休ませなかった
二本の肉棒で体力を奪われたが、猿渡に跨がされ下からガンガン突き上げられて上体を抱きしめられるとお尻をつき出す格好になった

猿渡の肉棒のピストン運動でめくれた秘肉の様子を覗き込んでいた比留間がお尻の穴に舌を差し入れて来ると、佐知子の身体は天敵から逃げようとするエビのようにはね上がった

猿渡の肉棒が膣奥深く突き刺され欲望と言う体液が大量に放出されると、目を大きく見開いて猿渡を睨み付けた

佐知子がその肉棒をきれいにお掃除フェラをしていると、腰を押さえた比留間が自慢の肉棒を挿入してきた

佐知子の身体から白く泡立った猿渡の体液が溢れてきた

グイグイと脈動する柔肉はリズミカルに比留間の肉棒を締めつけた

「半端ないって兄貴!まるで生きているみたいに絡みついて来るよ…」

まるで、初めて女を抱いた高校生のように夢中で腰を揺り動かした

「流行語大賞か、お前は!どうだ、いい女だろ?お前も嫁にするならこんな女にするんだな」

猿渡は二人がかりで女性をレイプしているような言葉遣いだった

「あっああ〜いくうぅぅ…」

比留間の欲望が身体の中に注がれると、紅潮した身体をベッドに投げ出して荒い呼吸を整えた

「奥さん、女の子には優しくしろと言っていたが、なんで荒っぽくさせたんだよ?」

「たまには男の欲望を叶えてやるのも女の役目でしょ?でも、他の女の子にやっちゃダメだからね、今度こそ刑務所に送られるからね」

「ああ、それはわかってるさ」

3Pをしたのも荒々しくさせたのも佐知子の計らいだった

猿渡の欲望を満たすためか佐知子の欲望を満たすためかわからないが、悲劇は春夫の新しい女に振りかかろうとしていた


【終わり】

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