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艶溽
となりの芝生
9月になったとはいえ、その日は朝から30度を越える真夏日だった
農家では稲刈りの農繁期を迎えつつあった

社(やしろ)孝夫は、隣の家の庭先で洗濯物を干している巧(たくみ)ひろみを見つめていた

洗濯物を取り上げる時に突き出されるプリっとしたお尻と必要以上に短いスカートから見えそうな下着、前屈みになった時におっぱいのシルエットが覗けるくらい大きくえぐられた襟元、ハンガーを竹竿に掛ける時にあらわになる脇の下の艶っぽさに釘付けになっていた

「あ、おはようございます、今日も暑くなりそうですね」

孝夫の視線を知ってか知らずか、ひろみが会釈しながら声を掛けてきた

「おはようございます、そうですね、もうすぐ稲刈りが始まるというのに、こう暑いと田んぼの管理も大変でしょう」

孝夫は適当に話を合わせながらひろみに近づいていった

孝夫と正弥(ひろみの夫)は隣同士で、子どもの頃からの遊び仲間だった
結婚した今でも行き来してお酒を酌み交わす仲だった

「いいえ、義父を病院に連れて行きました。孝夫さんは今日はお休みですか?バスの運転手さんも大変でしょう?」

「ええ、まあ…でもエアコンが効いてますからさほどでもないですよ」

ひろみは手をとめて孝夫の話し相手になった

「今、冷たいものでもお持ちしますね」

駆け込むように家の中に入って冷蔵庫から麦茶を取り出した

音もなくひろみの背後に立った孝夫は、ひろみをテーブルに突っ伏させて無防備になった淫部に指を突き立てた

「な、なんですか、どうしたんですか?孝夫さん、やめてください…だ、だめ、やめて…」

まだ濡れてもいない淫部だったが、挿入された指が膣(なか)で蠢きはじめるとにゅぷにゅぷくちゅくちゅと淫靡な音を発て始めた

「や、やめておねがい…もうゆるして…あっあああ〜、いやあ…」

「ひろみさんの体に邪気が取り憑いてるんで、今追い出してあげますからね」

ひろみの願いを無視して孝夫の指は蠢き続けた

臀部のお肉を掻き分け舌先が肛門を舐めまわし、指先は執拗にG スポットをくすぐった

「だ、だめよ…そこは、いや…あっ、あっ、ああ…」

「もうすぐ邪気が出て行きますからね、ほらほら、もうすぐですよ」

「だ、だめえぇぇ〜、いやあぁぁ〜〜」

叫び声を張り上げ、臀部のお肉から太ももまでをぴくつかせながら、聖水を勢いよく噴き散らした

「よかったよかった、邪気は無事に取り祓われましたよ、すっきりしたでしょ?」

「はあ、はあ、はあ、ひどい…こんなのって…」

「ひどいはないでしょ?これから新しい生命を注いであげますからね」

「だ、だめよ、それはだめ、入れないで、だめだったら、美里さんに叱られますから、ああ、いやあ…」

バックから迫る孝夫を押しながら必死に挿入されることを拒んだが、とろっとろの淫部は苦もなく肉棒を呑み込んでいった

(ああ、どうすればいいの…こんな、裏切りを、あの人は、許さないわよ…ああ、でも…でも…)

自分の意図しないセックスでも、身体が勝手に反応していることに戸惑いを隠せなかった

(ああ、だめ、だめよ、そんなにいじめないで、いや、いや…ああ、ああ…)

孝夫は、せっかく捕まえた獲物を離すまいとお尻をがっしりと掴まえてガンガンと突きまくってきた

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっあっあっあっあっ」

肉棒が膣奥に突き刺さり尻肉を打たれると、切ないあえぎ声が途切れることもなく洩れ出た

「いくよひろみさん、いっぱいあげるからね」

「いやあ、いい、だめえ、いくう…」

際奥に送り込まれた肉棒が弾けると同時に熱い液体が撒き散らかされると、熱を帯びた柔肉が肉棒に絡みついた

「非道いわ、孝夫さん…わたし、これからどうすればいいの…こんなこと、あの人に知られたら、ただじゃ、すまないわ…」

「そうかな、ひろみさんだってパンティを見せびらかして誘ってたんでしょ?」

「そんな……非道いわ……」

「まあ、この事は二人だけの秘密にしておいてやるから、安心しなよ」

孝夫はそそくさと服を着て出て行った



「正弥さん、暑いのにご苦労さまです。今年の出来はどうですか?」

美里はパート帰りに田んぼの草刈りをしていた正弥に声を掛けた

「あ、美里さん、今お帰りですか?ええ、おかげ様で去年より出来はいいですよ」

正弥は草刈りの手も止めずに返事だけを返した

「ああ、刈ったばかりの草の匂いって、なんか落ち着くなあ」

美里は自転車を降りて正弥が刈ったばかりの草の上に腰をおろした

「そっか、美里さんは農家の出でしたね」

美里の方を見ると、膝を抱えた体育座りで正弥を見つめていた

正弥は、見えそうで見えないスカート姿に息を呑んだ

「な、なにをするんですか?やめてください…」

「オレ、前から美里さんの事が気になってたんだ、一度でいいから……」

正弥も孝夫と同じでとなりの芝生は青く見えたのだろう

稲刈り間際の草丈は二人を隠すにはもってこいだった
すっと抱きすくめられて、やさしくキスをされて、やさしくおっぱいを撫で回された

「あ、だめ、いけないわ、おねがいだから、やめて…ねっ、おねがい…あ、ああ…」

夫の孝夫にはない細やかなタッチで乳首を転がされると、おっぱいがぞくぞくと震えた

「美里さん、ほんとに一度でいいんだ、ね、いいでしょ?」

首筋に舌を這わせながら左右の乳首をコリコリコリコリと捏ね回した

だからといって、いいわよなんて言える訳もない美里は、その手を振り払おうと上から押さえたが正弥の手がとまることはなかった

「だめよ正弥さん、だめだめ…う、う、う、」

スカートをめくられ下腹部のすき間に手指が忍びこみやんわりと擦られると唇が艶っぽく半開きになった

「美里さん、僕の愛撫に感じてくれてるんだね、うれしいよ」

「だ、だめ、違う、違うの…ああ〜いやっ」

押さえても動き続ける手指は、とうとう淫部の中に侵入してきた

「お、おねがい…もうゆるして…あっ、あっ、あっ」

やめてゆるしてと言ったが、指の動きに合わせてお尻がピクピクとひきつくのは止められなかった

我慢できないほど濡れた淫部は、ぐちゅぐちゅと云わせて正弥の指をびしょ濡れにしていた

「美里さん、気持ちよかったんですね、僕のも気持ちよくしてくれませんか」

大きくあえぎ肩で息をしている美里の前に肉棒が突き出され、掴まれた手をこすりつけられた

「ううう…できない…」

それでも正弥は美里の手を止めなかったが、無理やり押し込んでは来なかった

「おねがいしますよ」

やさしく言われると、誘われるようにゆっくりと唇を被せた

「うっ、うっ、なんてバキュームなんだ、こんなの初めてだ」

力強く吸い込まれやんわりとしゃぶられると、肉棒にびりびりとしたしびれが走り、正弥は思わず腰を引いた

「あっ、だめ、それは、いけないわ、おねがいだから、それはやめて…だめえ」

正弥がしびれた肉棒を挿入しはじめると、美里は頭(かぶり)を振って涙を流した

正弥は少しかわいそうかなと思ったが、今さら止める事はできなかった

「あっ、あっ、あっ、いやだめ、だめよ、正弥さん、おねがい、抜いて…ああ…」

しかし、ストロークは止まるどころかどんどんと速くなっていった

「やだ、やだ、だめ、だめ、いけないわ…うう」

身体を揺すって正弥から逃れようとするが、それが逆効果になってしまった

「み、美里さん、すごいよ、美里さんも欲しいんだね、いくよ、一緒にいこう!」

「ううう…だめだったら…だめ…あうっ…いやっ」

「す、すごいよ、美里さん…」

グラインドもストロークも孝夫のような激しさはなかったが、熱く滾る精液が勢いよく放出されると柔肉が肉棒をぐいぐいと締め付けた

「う、う、う、こんな事、されるために、声を掛けた、訳じゃ、ないのに…私、これから、どうすれば、いいの…ひどい、ひどすぎます…」

9月とは言えまだ暑い最中(さなか)の昼下がり、隣の旦那にレイプされるという想定外の悲劇に遭ってしまった美里はその場に泣き崩れた

「美里さん、これっきりにするんで勘弁してください。それから、この事は誰にも言いませんから…」

正弥は自分が穢した美里の淫部を拭いてやって服の乱れを整えてやった



「よお、やっと稲刈りも終わったな、ご苦労さん!飲もうぜ」

稲刈りの終わった正弥の元に、一升瓶をぶら下げて孝夫がやって来た

「ひろみさんも一緒に呑みましょうよ」

「いえ、わたしは…何か作って来ますわ」

「いいからいいから、さっ、どうぞ」

今でも何度も一緒に呑んだことがあったが、この前の事があるので素直に呑む気になれなかった

「相変わらず弱いな、正弥は!」

無理やり呑まされた正弥はテーブルに突っ伏して寝込んでしまった

ひろみが正弥にタオルケットを掛けていると、孝夫に腕を掴まれて抱きすくめられた

「だ、だめです…この人が起きてしまいます、やめてください」

「静かにしていれば起きませんよ、この前のように楽しみましょうよ」

強引にキスをされて乳首を摘ままれると、抑えていたものが溢れてきた

「ほら、忙しくてご無沙汰だったんでしょ?心置きなくしゃぶっていいですよ」

孝夫は肉棒を突き出してひろみの手に握らせた

「だ、だめ、ゆるして…んううう…」

頭を小さく振って懇願したが、孝夫は容赦なく口腔内に押し込んできた

「正弥の前でしゃぶるのもいいもんでしょ?ほらほら、もうお尻が震えてますよ」

「んううう…うんぐ、うんぐっ」

肉棒をしゃぶらされ淫部をまさぐられると、お尻が怪しく蠢いた
ひどい、ひどすぎると思いながらも、その快感から逃れられなくなっていた

「もう、我慢できないって顔してますよ、くくくっ。欲しいんでしょ?ひろみさんから挿れにきてくださいよ」

そう言われてキスをされると、自分でパンティを脱いで肉棒を握って淫部に埋め込んで行った

「ううう…むふっ、うう、ぁぁぁ…」

口に手を当てて必死に堪えながらも、お尻を大きく上下させた

稲刈りで忙しい間は正弥に抱かれていなかった身体は、久しぶりの肉棒に打ち震えていた

前回のような潮吹きはなかったが、それを求めるかのように腰を回転させた

「あ、あ、あ、だめ、だめ、だめ」

ひろみの動きに合わせて孝夫が突きあげると、抑えていたあえぎ声が大きくなっていった

「正弥の顔を見ながらだから、余計燃え上がりますか?色っぽいですよ、ひろみさん!!」

「いや、言わないで…いじめないで…あ、あ、孝夫さん、いいの、孝夫さんが、いいのよぉ〜」

眠っているとはいえ夫の前で犯されるという衝撃的出来事だったが、それが余計ひろみを燃えあがらせた

「ああ〜いくいく、いっていって、一緒に、いってええ〜いやあ〜」

抑えていた声を解き放って、孝夫の思いを絞り取るように柔肉を何度も収縮させていた



「ひろみさん、どうだった?わたしは野外でお尻を出して、誰かに見られたらってドキドキしちゃった。ああ、犯されてるんだって興奮したけどね」

「私も!急に抱きつかれて無理やりでしょ?恥ずかしいほど濡れちゃって、うふふ」

「それに、旦那さんの前でも燃えたんじゃないの?」

「そうなのよ、いつ起きるかってハラハラドキドキだったわ」

「いいなあ、正弥さんはそんな度胸ないんじゃないかな?」

「うん、ないかも…でも、私でよかったら見ててあげるわよ」

「ほんと?同性に見られながらもいいかも、うふふ」

美里とひろみもまた、無い物ねだりをしたいがためにお互いの夫に犯されるように仕向けていたのである

【終わり】

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