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艶溽
よみがえる過去8
「なあ、直子」 「ねえ、あなた」

俺と直子は同時に声をかけた

「なんだよ、先に言えよ」

「あなたから先に…」

「いいから言えって」

俺は昔のように亭主関白ぶりを発揮した

「……あの」

直子は沈黙を挟みながら言葉を選びながら話はじめた

「洋子さんからお聞きしました…あなたとのこと…」

「そうか、やっぱり洋子さんは話してたんだな…それで?二度と会うなと言いに来たのか」

「そうじゃありません、まだまだ元気だから会ってあげなさいって…あなただって淋しいんでしょってわたしの背中を押したの」

「それで抱かれに来たってのかよ?男なら他にもいるだろ」

「ええ、いるわ!でもこんなおばあちゃんを抱いてくれる人なんていません」

「俺ならホイホイ抱いてくれるってか?まあ、お前が抱いてくれって言うなら俺に断る理由はないがな」

「そうじゃない!あなただからいいんじゃない!あなただから抱かれたいって思ったんじゃない…」

直子の目は少し潤んでいた

「ふん、どんな理由をつけても抱かれたい、男が欲しいって事に違いはねえだろ!望みどおりに抱いてやるよ」

俺は無造作に胸をはだけて乳首に吸い付いた

突然だろうが何十年ぶりだろうが関係なかった
目の前の女は男に抱かれたいだけの女なんだと自分に言い聞かせた

「ん、ん、ん…」

強く吸ったり舌先で弾いたり甘噛みするとすぐに悶えはじめた

乳房を責めながら股間に触った
割れ目はパンツの中でほんのり暖かくいやらしく息づいていた

いくつになっても女は女だなと思いながら指先を何度も往復させた

「く、く、く」

直子は声を殺して顔を歪めていた
俺は眉間にしわを寄せて悶える直子の表情が好きだった

しかし、この表情を不倫相手にも見せていたのかと思うと憎しみというか嫉妬心が湧いてきた

直子が別れる前に不倫をしていた事は洋子さんから聞いていた
だから、直子にも俺との関係を話しただろうと思っていた

まあ、お尻も軽いが口も軽い女には困ってしまうが、千佳ちゃんには言ってない事を願うだけだった

嫉妬心に任せて直子をいたぶってやろうかとも思ったが、仮にも長く結婚生活を送ってきたし俺の子どもを産んでくれた女だと思うと優しくしてやろうと思った

乳首をしゃぶりながらパンツの中に手を滑り込ませた

もじゃもじゃと茂る淫毛を撫でてから、いよいよじかの割れ目にたどり着いた

「ん、ん、ん」

パンツの上じゃなくじかの俺の指に素直に反応してきた

割れ目の肉の盛り上がりを擦ってやるだけで下腹部をくねらせてきた

乳首とおマンコへの刺激に我慢できなくなったのか、直子の手が股間を擦ってきた

「欲しくなったんだろ、昔のように優しくしゃぶってくれよ」

直子はその言葉を待っていたかのようにチンコにむしゃぶりついてきた

俺は直子の頭を押さえて腰を振った
直子はよだれを垂らしながら頭を振られていた

少し可哀想に思ったがそれくらいが直子にはちょうどいいのだ

「ンゲッ、ゲッ、ゲホッ、ゲホッ」

俺のガマン汁が注がれると苦しそうに蒸せた

それからは直子の好きなようにしゃぶらせてやった

腕立て伏せをしながら時々髪を掻きあげ頭を必死に上下していた

直子の得意なフェラチオだ
段々昔が思い出されてきた

「直子、美味しいか」

俺はつい名前を呼んだ

「んんん」

直子は俺の顔を見つめて頭を振りながら微笑んでいた

こんな表情も不倫相手に投げかけていたのだろうか

いよいよ挿入前の段階だ

昔のように脚が真一文字にはならなかったが、M字開脚でも充分クンニは出来る

舌先を割れ目の下からクリトリスまで這わせてクリトリスで止めて指先を割れ目に挿入する

もう充分すぎるほど淫汁を溢れさせているおマンコは難なく指を受け入れた

「あ、あ、あ、あ、あ…」

指の動き舌の動きをおマンコで感じながら断続的にあえぎ声を洩らした

洋子さんよりグロくはないが使い込んだおマンコだ
それだけ女を研いたという事か

俺のチンコが直子の柔肉に包まれはじめた

俺と別れてから一度も使った事がないのだろうか
充分に濡れているはずなのに何故かキツさを感じていた

押しては引いてを繰り返してやっとの思いで奥まで達した

「あっ、あっ、あなたぁ〜、あっ、あっ、あっ、あっ」

チンコが奥に当たる度に頭を振って悶える表情が堪らなかった

洋子さんのような力強い締め付けはなかったが、微かな収縮を繰り返していた

「な、直子〜」

「あ〜、あなたあ〜」

66歳の誕生日を祝う打ち上げ花火は見事に咲いてくれた

咲かせてくれたのはもちろん前妻の直子だった

翌朝目覚めると直子の姿はなかった

『これからの人生の思い出をありがとう』と書かれた置き手紙がテーブルに置かれていた

俺は直子を探そうともせずに朝飯の支度をしていた

「おじさん、大変、大変、おばさんが…おばさんが…」

血相を変えた千佳ちゃんが飛び込んで来た

「どうしたんだよ、何を慌ててるんだよ」

「いまお母さんからメールが来て、おばさんが夕べ亡くなったって…」

【終わり】

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