夏色の想ひ出
裏切りの代償A
武志が野良仕事をする畑は高台の頂上付近にあって近くにバス停がある。
武志が野良仕事の手を止めていると、バスが停まり男児を連れた女性が降り立った。
その女性は何やらメモを見ながら辺りを見渡していた。
宣子「あの、『足立由美』さんのお宅をご存じなら教えて頂きたいのですが…」
武志「はい…ちょうどよかった、案内しますよ。ちょっとお待ちください」
足立由美を訪ねてきた大脇宣子は、由美があゆみを出産した時に一緒に入院していた女の人である。
武志はチラッと見ただけなので覚えがなかったが。
武志は野良仕事の道具を片付けて宣子を案内した。
武志「この町に来たのは初めてですか?でしたら、わかりませんよね」
宣子「はい、それに私ったら方向オンチなもので。地図の見方もわからなくて…お仕事の手を止めさせて申し訳ございません」
武志「お気になさらずに。もう仕事を終えて家に戻ろうと思っていましたから」
武志は宣子の前を歩いて急坂を下りていった。
あゆみは同じ年頃の男の子の手を引いてやっていた。
武志の家は、急坂の中程を右に曲がった所にあった。
武志「由美さん、ただいまです。お客さんをお連れしましたよ」
宣子「え?ご主人でしたの?言ってくださればいいのに…ご挨拶が遅れまして申し訳ございません、私は…」
武志「まあまあ、挨拶は後にしてお上がりください」
宣子を家に招き入れたが由美の返事はなかった。
武志「まだ、寝ているのかも知れませんね。今朝から熱があったものですから」
宣子「そうでしたの?大変な時にお邪魔して申し訳ありません」
武志「どうぞ、こちらです」
武志は由美が休んでいる部屋へ宣子を案内した。
宣子「あっ…」
武志「えっ?これはお取り込み中でしたか」
信二は夢中で由美を辱しめていた。
宣子「あ、あなた…」
信二「な、なんでお前がここに…」
宣子も信二も信じられないといった表情で見つめあっていた。
武志はその隙に由美の拘束を解いた。
由美「武志さん、わたし…ごめんなさい」
武志「いいですよ、それよりお客さまですよ」
武志は、由美が拘束されていた事で何があったのかを理解していた。
由美と宣子は入院中に仲良くなっていて、家庭内の不満などを話し合う仲になっていたのだ。
二人のやり取りで夫婦であると知った由美。
由美「宣子さん、ごめんなさい。わたし、大脇さんと浮気をしていました。本当に申し訳ございませんでした。
武志さん、ごめんなさい」
信じられない言葉を発した。
宣子「由美さんそんな…」
宣子は信二が由美に何をしていたかわかったが、その後の言葉を武志に止められた。
由美の心中を察した武志は信二には何も言わなかった。
宣子「由美さん、ごめんなさい…私、愚痴ってばかりで何も見ていなかったんですね」
信二は宣子の入院中に一度も顔を見せなかった。
宣子は、由美にそんな信二を愚痴っていた。
その後も、仕事が忙しいと言われ家事にも育児にも協力しない愚痴を由美に聞いてもらいに訪ねて来たのだ。
由美「大脇さん、あなたは奥さまに、わたしは武志さんに知られたのですから、もう浮気はやめましょう…ねっ、お願い…」
由美はあくまで浮気だと言い張った。
現職の刑事が強姦したとなれば出世どころではないし、妻や子供もどんな目に遭うか知れたものじゃない。
宣子「あなた、私や晃を放ったらかして浮気をするなんて許せません」
宣子は強姦と言わずに浮気と言って、信二の頬を思いっきりひっぱ叩いた。
信二は何も言えなかった、というより言えるはずはなかった。
宣子は愚痴る以上のお土産をもらって帰路についた。
宣子「あなた、足立さんに足を向けて眠れないわね…」
信二「ああ、申し訳ない事をしたのに、怨み言も言わずに許してくれたんだからな…」
宣子「そうね…あなた、あなた自身の罪滅ぼしはわかっているわよね?」
信二「こんな俺を許してくれるのか?」
宣子「その代わり、二度目はないと思ってください!夫として父親として自覚してください」
信二「宣子…済まなかった」
宣子は、自分たちが仲睦まじく生きていく事が、由美と武志に対する恩返しだと考えていた。
その夜、宣子は久しぶりに信二の腕の中でむせび泣いた。
晃を出産して以来の躯に信二の精子が染み渡っていっていた。
由美「武志さん、本当にごめんなさい…」
武志「何がですか?妻に浮気をされるのは夫として失格ですね、あはは」
由美「武志さん…ありがとうございます」
武志「これからは、浮気されないように頑張りますよ」
由美「もう…でも、期待しています、うふふ」
武志「由美さん、あの男の子とあゆみちゃんを守ってくれてありがとうございます」
由美「はい、よかったです」
武志「そんなに?俺も頑張らないとですね」
由美「もお!バカ、バカバカバカ…」
由美も武志の腕の中で涙を流した。
罪を憎んで人を憎まずと言うが、罪にも人にも怨みを言わない武志に感謝していた。
武志「由美さん、今日は由美さんの一人エッチが見たいですね」
由美「えっ?そんな…」
身体的に支配はされていないが、精神的に支配されている由美は逆らう事はなかった。
一人掛けソファーに浅く腰掛け、肘掛けに両脚を乗せて大股開きで秘処を武志に見せつけた。
パックリ開いた秘肉を弄(まさぐ)り、ゆっくり指を挿入していった。
由美「ああっ、武志さん…恥ずかしいですぅ…」
そう言いながら、人差し指と薬指で秘肉を割いて中指で秘芽を転がした。
武志は由美に見せびらかすように、肉棒をそそり立たせていた。
それを睨み見しながら懸命に手指を動かした。
由美「もう……欲しいです武志さん…」
武志「まだまだでしょ?」
由美「は…い…ん、ん、ん…あん、あぁ、あぁ、あぁ…」
自分でいじるので、どこがきもちいいとか熟知していた。
由美「んぅんぅんぅ…ああ…もう、出ちゃいますぅぅぅ…武志さぁーーん」
じゃばじゃばじゃばという放尿音を轟かせる見事な潮吹きだった。
浮気じゃなかったが、浮気だと言い張った代償は払わなければならないのだ。
それが武志に対する罪滅ぼしだと思っていた。
しかし、こんなにきもちいい代償なら払ってもいいかしらと思う由美だった。
由美「武志さん、お願いしてもいいですか?」
座面に跪(ひざまず)いてお尻を突き出した。
その間にも手指は秘処の中で蠢いていた。
武志「きれいなお尻ですよ」
武志は尻肉を撫で回したり指を立てて尻肉に線を引いてから、パンパンパンと叩いた。
由美「あっ、あっ、あっ、ああ〜、もう、堪りません…武志さあ〜ん」
自分の責めと武志の尻叩きにお尻を妖しくくねらせた。
武志「いいですよ、エロいお尻です」
誉められているのか、おちょくられているのかわからないが、秘処からは淫汁が滴り落ちていた。
フェラとセックスによる裏切りの代償払いは、朝方近くまで続けられた。
続く
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