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夏色の想ひ出
私だって女よA
陽子「パパ、陽子ね、早く大人になりたいの」

一緒にお風呂に入り、あゆみを洗う武志の背中を流しながら陽子が呟くように言った。

武志「どうしてですか?ママは、ゆっくり大人になりなさいって言っていたでしょ?」

陽子「うん、言われた…でも大人になればエッチしてもいいんでしょ?陽子もしてみたいの」

武志「えっ?」

武志は一瞬言葉を失った。

脱衣場であゆみを受け取る準備をしていた由美も、口に手を当てて驚いていた。

武志「陽子ちゃんはどうしてエッチをしたいと思ったのですか?」

陽子「だって友達に自慢する子が居るの、大人になったって自慢しまくってるの」

武志「そうですか、陽子ちゃんはその友達が羨ましいんですね?」

陽子「羨ましいというか、陽子たちを小馬鹿にするから悔しいの」

武志「ちょっと待っててください、由美さん、あゆみちゃんをお願いします」

脱衣場で待っている由美にあゆみを渡した。

由美「武志さん…」

武志「大丈夫ですよ、興味がある事はいい事ですから」

由美「はい…」

セックスをしてみたいという娘に、戸惑いを隠せない由美だった。

武志「陽子ちゃん、エッチをするってどういう事か知ってますよね?」

陽子「う、うん…女の子のまんまんに男の子のあれが入ってくるんでしょ?」

武志「そうですね、でもそれだけじゃない事も知っていますか?」

武志はおちんちんを勃起させて陽子に握らせた。

陽子はその大きさに驚いた。

今まで何回も洗ってきたおちんちんだったが、勃起したおちんちんは初めてだった。

武志「陽子ちゃんのまんまんにそんなのが入るんですよ。でもそれだけじゃないのは、場合によっては赤ちゃんが生まれて来るんですよ」

陽子「うん…」

武志「今の陽子ちゃんのまんまんなら入るのは可能でしょう。でも赤ちゃんを生むのは無理なんじゃないですか」

陽子はあゆみが生まれてくる様子を思い出していた。
由美の尋常ではない様子に涙が溢れていた事も。

陽子は今の自分には無理なんじゃないかと思った。

武志「セックスをしてみたいとか思うのは自然な事だと思いますが、誰かが自慢していたからでは陽子ちゃんの体がかわいそうすぎませんか」

陽子「うん…ほんとは好きな子とするんでしょ?」

武志「そうですよ、恋をして好きな子との赤ちゃんがほしいと思えるようになってからでもいいんじゃないですか?陽子ちゃんの身体がそうなるまで待ってあげたらどうですか」

陽子「うん、でももうちょっと触っていてもいい?」

頭では分かっていても手のひらの痺れがおちんちんを離したくなかったのか。

武志「構いませんよ」

武志は微笑みを浮かべて握らせてやった。

由美「武志さん、ごめんなさい…」

由美は娘のわがままを武志に詫びた。

武志「何を言っているんですか、由美さんだって健太に見せたじゃないですか」

由美「そうですが、わたしの場合は見せただけで触らせてはないですよ…もし触らせていたら武志さんみたいに冷静でいられたかどうか、自信はないですわ…」

武志「それが普通ですよ、触られたり舐められたりして平気な女性なんていませんよ」

そんな事は言われなくても分かっている由美だからこそ、武志が陽子に握らせて平気でいる事に感心すると共に感謝していたのだ。

どこに自分のおちんちんを娘に触らせる父親が居るだろうか。

由美「武志さん、わたしも握らせてもらっていいかしら」

由美は自分の気持ちを確かめるように武志のおちんちんを握りしめた。
陽子に自分のセックスを自慢した女の子が亜紀と同じような目に遭わない事を祈りながら…。

セックスと妊娠出産を別々に考える人が多い中、セックスの尊さを教えられた陽子は幸せな娘だと由美は思った。

それからも武志と一緒にお風呂に入りおちんちんを洗う事のある陽子だったが、武志が二度とおちんちんを勃起させる事はなかった。

それが陽子は嬉しくて益々武志が好きになっていった。


続く

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