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夏色の想ひ出
グリセード@
※グリセードとは、登山などで急斜面を下る時にピッケルを地面に刺して速度を落として滑り降りる方法である。


智子はベージュのサマーセーターに白のミニスカートといういでたちだった。

ボディにぴったりフィットするサマーセーターは、胸の膨らみを如実に表しブラジャーの飾りを浮き出させていた。

ブラジャーとパンティーは淡いさくら色で由美からプレゼントされたものだが、まだ健太には見せていなかった。

今日は智子の17歳の誕生日である。

一ヶ月も前から健太に捧げる日と決めていた。

健太「智子…」

智子「健太…」

いよいよ、その時を迎えようとしていた。

健太は智子の肩を抱き寄せ見つめあい唇を重ねる。
互いの唇を喙(ついば)みあう二人。

今までのキスとは明らかに違う事に二人の鼓動は高鳴る。

息苦しささえ覚えていた。

胸の膨らみに健太の手が被された。
力が込められた指先が食い込む。

智子「うっ…」

健太「柔らかいよ…」

手のひらが押し付けられ撫でまわされた。

ビリビリとした電流が全身を駆け巡る。

セーターの裾がたくし上げられる。
あらわにされたブラジャーに隠された膨らみ。

健太は大きいと思った。
小学生の時に見せてもらったものとは違っていた。

もう一度、手を被せられた。

智子「うぅぅ…」

健太の手の温もりが伝ってきた。

ゆっくりと撫でまわされると乳首に手のひらを感じた。

智子「んくぅ…」

思わず体を震わせて胸を引いた。

同時に手のひらが離れていった。

健太「智子…ほんとにいいのか?」

智子「…」

小さく頷いた。

セーターの両脇が持ち上げられると、両手を挙げて脱がされやすいようにした。

腕から抜かれたセーターは、たたまれてテーブルに置かれた。

左腰を差し出すとスカートのホックが外されファスナーを下げられた。

スカートは音もなく足元にずり落ちた。
健太はそれを拾い上げたたんでセーターの上に置いた。

股上が浅く横長のパンティーが現れた。

恥ずかしくてブラジャーとパンティーを手で覆うと、健太は見ないようにと腕ごと抱きしめてくれた。

健太の視界から消えた事に少しホッとした。

健太の腰回りに手をまわしてキスをせがんむと、快く応じてくれた。

いままで何回キスをしたかわからないが、今日のキスほど優しくて暖かいキスはなかった。

たまらず腕に力が入った。




由美「あの子たち上手くいっているかしら…」

武志「どうでしょう、上手くいかない方に金貨10枚!」

由美「怒つくわよ、バカ!

武志「え、由美さんも上手くいかない方だったんですか」

由美「バカ、ったくう…」




健太は背中にまわした手でブラジャーのホックを外した。

片方ずつゆっくりと肩紐を外してくれたので、腕でおっぱいを覆い隠す事ができた。

ブラジャーはセーターの上に置かれた。

健太はズボンのポケットからコンドームを取り出して枕元に置いた。
そしてズボンを脱いで、セーターの脇に置いた。

パンティー姿の智子とブリーフ一枚の健太。

智子「あっ…」

胸を覆う手を下ろされて抱きしめられる。
胸の膨らみが健太の胸板で押し潰された。

健太の鼓動が感じられ、自分の鼓動が伝えられた。

智子「あったかいよ…」

健太「うん…」

肌と肌の触れあいは互いの温もりも伝えていた。

健太はブリーフに手を掛けて脱ごうとした。

智子「待って…」

智子は跪(ひざまず)いて、下がりかけたブリーフに手を掛けた。

最初だけは自分の手で脱がせてあげようと決めていた。

腰ゴムを引いてブリーフの中の膨らみを躱(かわ)した。

健太も恥ずかしいのだろう、それを手で覆った。

お尻の部分を脱がせて足元から抜いて、ズボンの上にたたんで置いた。

智子「見せて…」

健太の手を退けた。

小学生の時に見たそれとは明らかに違っていた。

亀頭はしっかり現れていて、固さも太さも申し分ないほど成長していた。

智子(こんなに…こんなものが入るの…)

急に怖くなった。

健太「怖いならやめようか」

小学生の時とは違うのは健太もわかっていた。

智子「触っていい?」

健太「ああ」

そっと指先を触れさせた。
熱くて固くて脈打っていた。

智子「健太、これ…」

健太「だから、怖いならやめるって」

智子「でも、いつかやるなら今やる…それに今日は今日しかないから…」

17歳の誕生日に捧げるという思いが決心を奮い立たせた。

ギュッと握りしめて亀頭に舌を触れさせた。

塩っぱい味がしてちょっとおしっこ臭かった。
でも、耐えられないほどではなかったので、唇を被せた。

健太「うっ…」

今度は健太が呻き声をあげる番だった。

口を半開きにして被せていった。
半分ほど入れると上顎に当たり入らなくなった。

髪の毛を撫でられて見つめられた。

がんばれと言っているのか、もっと奥まで入れろと言っているのかわからなかったが、髪を撫でる手が優しかった。

二人は、一週間前からHow to sexというDVDを見て勉強してきた。

高校生にセックスを勧めるつもりじゃなかったが、武志が智子と健太に渡したのだ。
健太にはコンドームも一緒に渡しておいた。

和也が感化されたAVビデオと違うのは、セックスについて丁寧に説明されている事だ。

だからと言って、きもちいいという事がどういう事か、どうなるかまでは説明されていない。

だから、初めてのセックスに恐怖を覚えるのだろう。

その恐怖を拭おうと智子は必死に頭を動かした。

健太「ぐっ…と、も、こ…」

智子「んぐっ…んぐっ…」

自然と唾液が滲み出てきて口いっぱいに溜まった。
一旦離して唾液を呑み込み、また咥えた。

健太は、智子の口腔内の体温で自分の手で扱くよりジンジンしてきたのがわかった。

唇をすぼめて亀頭から陰茎の中程まで扱いた。

陰茎はどんどんと熱くなって口腔内が焼けただれてきた。
ドクンドクンという脈打ちも強くなってきた。

耐えられなくなったのは智子だった。

たまらず陰茎を離すと喉の渇きを感じた。
口腔内の唾液をゴクンと呑み込んだ。

智子「はあ、はあ、はあ…」

健太「大丈夫か智子?無理するなよ」

智子「うん、でも大丈夫だから…」

健太「わかった、じゃあ次はオレが…」

智子「…うん」

智子はベッドに横になり乳房を隠して目を瞑った。

ベッドの脇が沈み込み健太の体が触れてきた。

首の下に腕が差し込まれ唇を塞がれた。

健太の唇が首筋を通って乳房に近づいた。
手を退けられてからの僅かなタイムラグ。

目を瞑っていたが、健太の視線が乳首に刺さっているのがわかる。

心拍数が限度を超えそうだった。

健太の吐息が乳首に近づいてきた。

智子「う…」

次の瞬間、乳首を吸われた。

智子「う…くっ…」

ビリビリと乳首に雷が落ちたようだった。

すぐに離されたが、痺れの残る乳首を手のひらで転がされた。
弄ばれるように指先でも捏ねられた。

同じ乳首なのに違う感覚の痺れが襲ってきた。

智子は怖いもの見たさで薄目を開けた。

智子(えっ?これが健太?)

必死の形相で今にも泣き出しそうな顔だった。

しかし、そのまま左右の乳首をしゃぶってから下腹部に向かっていった。

パンティーに手が掛かった。
お尻を少し浮かせるとスルッとお尻から脱がされた。
思わずパンティーを押さえていた。

健太は構わず脱がしていた。

淫毛辺りに手を置いた。

健太は脱がしたパンティーを三折りにしてブラジャーの脇に置いた。

淫毛に置いた手を退けられて縦スジの上端にキスされた。

そこから股の奥に延びる縦スジに沿って舌先が這っていった。

智子「くうっ…」

思わず内股に力が入った。
内股の筋肉が痙攣するほど痛かった。

健太はそれをほぐすかのようにさすってくれた。

自然と力が抜けた。

智子(いよいよだわ…)

ここまで来たら後はもう…。



初めては健太だと幼い頃より決めていた。
それが今、叶うのだ。

心拍数は100mを全速力で駆け抜けたあとのように高まり、呼吸も吸っているのか吐いているのかわからないくらい荒くなっていた。

息を整えて、膝を少し立てて足を開き健太がしやすいような体制にしてから、両手で顔を覆った。

健太が足の間に体を割り込んできた。

智子(見られてる…)

そう思うと体が強ばった。

過去に一度だけ健太の指を挿れさせた事があった。
その時もしっかり見られているのだが、その時とは状況が違うのだ。

あの時はそれで終わったが、今回は…。
そう、セックスが控えているのだ。

体が固くなるのも仕方がないのだ。

いよいよ縦スジに舌先が這ってきた。

大陰唇をひろげられ小陰唇を舐めあげられた。

陰核に繋がる小陰唇には神経の末端が集まっている。
ビリビリと静電気が火花を散らしているようだった。

洩れ出る喘ぎ声を口を押さえて必死に堪えた。

健太「智子、やっぱりやめよう…」

しかしそれは、突然終焉を迎えた。

智子「えっ?どうして?」

怪訝そうな表情の智子。

健太「明日咲く花を、今日散らす訳にはいかないよ…」

智子「でも、今日は今日だけだから…」

健太「それはそうだけど、誕生日は来年も再来年もあるだろ」

智子「う、うん…」

健太「ごめんな、意気地無しで…」

智子「ううん、そんな事はないよ」

智子は内心ホッとしていた。

健太「実はオレ、由美おばさんから見せられたんだ…」

智子「え、何を?」

健太「由美おばさんが自分のを見せてくれて、こうしなさいって教えてくれたんだ…でもセックスはしてないし触ってもいないよ。
全体に黒ずんでいてビラビラも大きくてグロテスクだったんだ。
セックスを経験すれば誰でもなるって言われたけどさ…。
それに比べて智子のは…経験していないから当たり前だけど、ピンク色していてビラビラも小さくてさ…。
それを見ていたら、今ここで散らす事もないかなって思えたんだ」

智子「健太…でも健太は我慢できるの?こんなになってて痛いでしょ?」

健太「まあな、あはは…」

智子「手とか口でしてあげていい?」

健太「それはうれしいけど智子は嫌じゃないのか?」

智子「健太がセックスを我慢するんだから私も我慢するわよ…」

健太「じゃあ、頼もうかな」

智子「うん」

智子は早速咥えようとした。

健太「待てよ」

健太はコンドームを被せようとした。

健太「ここを潰して…あれ、行かねえな…」

先端に被せたが根元の方に行かないのだ。

智子「ん?反対じゃない?」

裏返しなら巻き返しが反対なので延びて行くはずはなかった。

智子「焦ってる健太ってかわいい♪うふふ」

健太「笑うな、ばあか」

二人は健太の肉棒で遊んでいるようだった。

智子「んぐん…んぐんぐ…」

頭の動きはまだ直線的だったが、手で扱きながら亀頭の周りに舌を絡める事もしてあげた。

健太「と、智子、ごめん…出る〜〜ぅ」

頭を押さえられて腰を突き出された。

上顎までしか入らないと思っていたおちんちんが、上顎と舌の間を通って喉の奥に達した。

コンドームのおかげで蒸せる事はなかったが、生暖かい感触は感じられた。

智子(これが健太の…)

おちんちんから外されたコンドームを見つめていた。


続く

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