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夏色の想ひ出
姉と妹
武志に連絡しないまま四ヶ月という月日が過ぎていた。

示談交渉や佐々本の事で月日が流れていたのだ。



ある日、孝子と話している時に激しい吐き気に襲われた。

孝子「由美さん、まさか…」

その、まさかだった。

孝子「まさか、お義兄さんの子供って事は…」

由美「孝子さんは気付いていたんでしょ、義兄(あに)との事?否定はしませんわ」

孝子「旦那さんの子供の可能性もあるんでしょ?どうするの?」

由美「勧められた妊活もしていましたから、その可能性もあると思います。
どうするのと言われてもどうしていいのか分かりません」

孝子「それもそうよね、でも産むか堕ろすか早く決めないとでしょ」

由美「女としては産むべきなんでしょうね」

孝子「そうよ、たとえどっちの子供でもね。もしかしてそれで悩んでいたの?」

由美「ええまあ…半月ほど前に生理がない事に気付いて市販薬で調べて、それで…」

孝子「そうだったの、こんな時になんだけど、大事にしなきゃね。女にとっては子供は宝だから」

由美「はい、ありがとうございます。また孝子さんに背中を押されましたわね」

孝子「そんな事はないけど…でも、ちゃんと病院で看てもらわないと」

由美「はい、明日にでも行って来ます」

孝子「着いて行こうか?」

由美「できれば…お願いできますか?」

孝子「由美さん…」

孝子と由美は抱きあって唇を合わせた。

由美は日々の癒しを孝子に求め孝子もセックスレスの不満を由美に解消してもらっていたのだ。

由美は浩二の写真立てを伏せて、天狗の面をつけて孝子をまんぐり返しして秘処に鼻を突きたてた。
武志に教わった技で、責める側の気持ちが味わえた。

孝子は仕草も話し方も男っぽかったが、セックスに関しては受け身だった。

由美「こちらもきもちいいのよね孝子さんは」

秘処から溢れる愛液を指で掬いとり肛門に塗りこみ、筋肉を揉み込んでいった。

孝子「あ〜〜っ、由美さん…あまり虐めないで…でも、いいのお〜」

秘処で蠢めく天狗の鼻と肛門をくすぐる指の同時責めに、体を震わせ腰を振って応える孝子だった。

孝子「由美さん、おっぱいが欲しいの…」

由美の乳首をしゃぶらせて欲しいと訴えた。
由美は添い寝するような形で乳首を含ませた。

乳児が吸うようにされると乳房がフルフルと震えてきた。

孝子「由美さんがきもちいいとうれしいわ♪」

レズの場合、タチ(責め手)とネコ(受け手)がはっきりしない事がほとんどだ。
入れ換わりながら責めたり受けたりするのだ。

由美も乳首をしゃぶらせているという気持ちはあるが、快感はしゃぶられているものなのだ。

由美「た、孝子さ〜ん、わたしもきもちいいのお〜〜」

それから二人はお互いの秘処を舐めあって、指で掻きまわしあって果てた。

最初は道具を使ったが、やっぱり肌と肌が触れあう方がきもちよかった。

孝子「由美さん、うふっ」

由美「なあに、顔がいやらしいわよ、うふふ」

孝子「なによ、由美さんだってにやけてるじゃないのよ」

由美「だって、孝子さんを乱れさせたんですもの、うれしかったわ」

孝子「言わないでよ、恥ずかしいじゃないのよ…」

由美「うふふ」

孝子「もお…うふふ」

同性に恥体を晒すのは恥ずかしいものなのだろうか、それとも…

五歳ほど年上の孝子は由美にいかされた事が恥ずかしかった。
やはり年上としての意地だったのだろうか。

それでもセックスレスの不満を解消してくれる由美は、孝子にとって宝物だった。

孝子「元気な赤ちゃんを産むのよ」

由美「ありがとう、頑張って産みます」

普段は妹をいたわるお姉さんの孝子だった。

孝子を、夫に不貞を働く不倫妻と言うにはあまりにかわいそうだった。
構ってくれない靖雄が悪いのだから。


続く

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