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曹田操興信所
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「むぁ゛、おばえそう゛だっ!?」

「「「あーー!!!お前江東ぉおお!!!!」」」

「おや、江東さんとお知り合いで?」

「知り合いもクソもあるかぁ!」
「こいつのせいで俺は!俺はなあ―…!!!」
「私なぞ脊髄がいかれる所だったのだぞ!」

ひとしきり文句をいってから、仲裁に入った山田のラーメン一杯サービスで渋々その場は手を打った。






「なんだ、結局お前等の所に戻ったのか。はっはっは」

四人仲良く並んでカウンターに座り問題の品物を前にする。相も変わらず金刺繍の豪華な巾着は、目の前にするだけで不気味なもので、芝井は思わず自分の背中をさすった。

「あと、お前の息子が儂の所に失踪者依頼で来たぞ」

「あー…心配するなと言って出て来たんだがな。どっちだ、ちょび髭?もさもさ髭?」

「…後者ですな」

「なんだ俺がいない間にそんな事が。何故身を隠しているんだ」

「何故、か。ソレが何か知らずに持ってるのだな」

「知らん」
「知るか」
「知らぬ」


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