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監禁ダイアリー
部屋へ
R18指定文庫
奈緒子はこれから自分がどうなるのか、殺されるのか、生きて帰れるのかなどの考えが頭の中をグルグル駆け巡る

車はかなりの距離を走ったあと停車

エンジン音が消え、ドアが開く音がする

冷たい風が車内に入ってきた

すると今後は奈緒子の近くのドアが開く音がする

「騒ぐな。騒いだら殺す」
と男の小さくて低い声

そして腕を引かれて車を降りた

「段差がある。足を上げろ」
と言われ段差を上がると、今度はガチャガチャっと鍵の音がした

「来い」
とまた腕を引かれて歩く

タオルの隙間から明るさが差し込んできた

室内か…

またガチャガチャと鍵の音がして
「目隠しを取れ」
と男性の指示だ

奈緒子は目隠しを外したが、数時間ぶりの明るさで周囲が見づらい

どこかの家の中だ

「靴を脱げ」
と男

奈緒子は靴を脱ぎ、男性よりも先に床に上がった

男性も靴を脱ぐと
「行け」
と言って背中を押される

男性が押した方向は、階段がある方向だ

奈緒子は階段を上がって二階の廊下へ

すると目の前に鉄製の扉がある

男性は
「待て」
と言うと鍵でドアを開けた

そしてまた
「行け」
と言われて鉄製の扉の向こう側へ

明かりが点くと、普通の廊下だった

しかしここから先は奈緒子も思い出したくない

思い出したくないくらいのおぞましい記憶…

「入れ」
と言われて部屋のドアを開けると、そこは今までに見たことがない光景が広がっていた

天井の5ヶ所から鎖が吊り下げられていて、壁一面には無数の金属のフック

真っ赤なロープや大人のおもちゃなどが部屋の片隅に置いてあった

奈緒子が驚愕のあまり固まっていると、突然男性にジャージを引き裂かれる

奈緒子は恐怖で部屋の中を逃げまわったが、すぐに捕まり殴られ、また服を引き裂かれた

奈緒子は倒れた状態でうずくまり号泣

だが男は非情にも奈緒子の服や下着をハサミで切っていった

男はニヤニヤ笑いながら
「ほら、泣け。もっと泣け、ヒャハハハ…」
と言う

ついに奈緒子は全裸にされると、男は赤いロープで奈緒子の手首を縛っていった

手首を縛るとそのロープは壁のフックに引っ掛けられ、寝た状態の奈緒子をグイグイ引き上げ始めたのだ

奈緒子はズルズルと引きずり上げられていく


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