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私の家族
校門
R18指定文庫
─そんなある日

学校が終わり、由紀は友人と談笑しながら校門を出る

すると
「由紀、由紀」
と声が聞こえた

由紀が声のする方を振り返ると、塀に寄りかかった男が由紀を見ていた

いとこの健一だ

健一は母の兄の子で、由紀より4歳年上の20歳

高卒後、就職したらしいが、現在は何をしてるか解らない人物だ

由紀は健一に駆け寄り
「健一兄ちゃん、どうしたの?」
と言う

「よう、久しぶりだな」
と健一

由紀の友達は
「由紀、また明日ね」
と別れを告げ、帰っていった

「車で送ってやるよ」
と健一は言う

由紀も特に断る理由もなく
「うん」
と返事した

校門のわきに停めてある大きな車が健一の車らしく、健一はそちらに歩いていく

由紀も健一の後に続いた

大きな車は高級車で、ホイルなどを替えていて、見るからにヤンキーが乗るような車だ

健一は運転席に、そして由紀は助手席に乗り込み発車した

「由紀、急いで帰らなくてもいいんだろ?」
と健一が言う

「うん、いいけど… 何? どこに連れて行ってくれるの?」
と由紀も笑顔だ

「う〜ん… ラブホとかどう?」

すると由紀は笑いながら
「またもう…」
と言って、健一の肩を軽く叩いた

「いや、意外に冗談じゃないかもよ」
と健一が言う

今度は笑っていない

由紀は真意を確かめるため
「マジで言ってんの?」
と言う

「マジだったら、どうする?」
と健一

やはり笑っていない

「どうするって…」
と由紀は困り果ててしまう

すると健一が
「俺、見たんだ、お前がラブホから出てくるところ」
と言うのだ

由紀は言葉も出ず、ただ顔面蒼白

由紀の男性経験は父親のみで、見られたってことは父親と一緒の時しかない

「でさ、仲良さそうだったよな、腕なんか組んじゃってさ」
と健一はたたみかけた

バラされる…

一家離散…

それよりも父との関係が破局になるほうがもっとショックだ

「由紀、何をそんなに恐い顔してんだよ」
と健一が笑う

由紀にとっては笑い事ではない

「な、何が狙い?」
と由紀

父との関係を守るために必死だ

「狙い? だ・か・ら、ラブホ」
と健一は言うとニヤリと笑う

すると由紀は
「本当に? 父とのことは誰にも言わない?」
とまだ表情はこわばっていた

「アハハハ… 言ってどうするんだよ。そんなことを誰かに言ったって、俺に何のメリットもないだろ?」

「ま、まあ、そうだけど…」

「由紀、かわいくなったな」
と健一は由紀の太ももの上に左手を乗せる

カラダを硬直させる由紀

本当に健一はカラダだけが目当てみたいだ

最初はまだ健一の手はスカートの上だったが、由紀がいろいろと考え事をしている間に、手はスカートの中へ入っていた

「どうする、由紀」

「えっ、ああ、うん…」
と由紀はナマ返事

父とのことをいろいろと考えていたのだ

しかし「うん」という返事を聞いた健一は、左にウインカーを出し、いきなりラブホに入る

そして車庫の中に駐車した

「由紀、ついたぞ」
と健一は車から降りる

由紀もうわのそらのまま車から降りた

このラブホは車庫と部屋が一体になっていて、通路も何もなく、車庫から直接部屋に入れる

要するに制服の女子高生でも、とがめられることはない

2人は部屋に入り、健一が室内の照明をつける

相変わらず由紀はぼう然としていて、ベッドへと歩いていき、そのベッドの端に腰を降ろした

健一も室内をうろうろしていたが、由紀がベッドに座ったのを見て、由紀の隣りに座る

そしてまた太ももを撫でまわしていく健一

ぼう然としたままの由紀

健一も由紀の態度が気になっていたのか
「由紀、そんなにショックだったか?」
と尋ねる

すると由紀は
「う、うん…」
と答えた

健一はスカートをまくり上げ、由紀の脚を開かせる

由紀は純白のパンティだ

ここで由紀は
「健一兄ちゃん、絶対に言わない?」
と再確認

「言わないよ、安心しろ。その代わり、こうしてたまに俺に付き合え、わかったな?」

「わかった。私のカラダが口止め料ね」

「フフッ、物わかりがいいな」
と健一は言うとベッドから降り、由紀の脚を思い切り開いて、太ももの内側を舐めていった

「ああっ、け、健一兄ちゃん… いきなりそこ?」

由紀も思考の迷路から抜け出せたのか、急に悩ましい声をあげる

健一は由紀の両脚をベッドに上げ、M字開脚の態勢にした

そしてパンティのふちを舐めていく

「ああっ、そんなきわどいところを… いや… 健一兄ちゃん…」

「由紀、自分でパンティ脱げ。俺を楽しませないと大変なことになるぞ」
と健一は脅しともとれるような言い回しをする

由紀もそのことを十分理解していて
「はい…」
と返事した


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