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マジックワード
逆ナン
こうして麻衣は友達の弟ともやってしまった

麻衣の手口はこれだけにとどまらない

逆ナンすることさえある

女性の読者の方は「絶対に逆ナンなんて無理」とお思いだろうが、意外に簡単だ

男はみんなスケベなのだ

「いい人」の仮面を剥いでやれば、すぐに狼が顔を出す

それでは麻衣の逆ナンテクを見てみよう


麻衣はある夜、飲み会の帰りに街をさまよっていた

特に理由はなく、ただ真っ直ぐ帰りたくない、それだけだった

そこでとある光景を目にする

サラリーマンの集団がタクシー乗り場にやってきて、上司と思われる二人組をタクシーに乗せ、見送っていたのだった

見送ってしまうと男性は一人

30代くらいのイケメンで、左手の薬指には指輪があった

いつもであれば全く気にならない普通の光景だが、この日はなぜかその男性が気になる

気づけばいつの間にか麻衣はその男性の方に向かって歩いていた

「あの… すみません」
と麻衣

「はい」
と男性は振り返る

「あの… この辺りにカラオケボックスがあると思うんですけど知りませんか?」
と麻衣が言う

「う〜ん、あると思うけど、僕もこの辺りは詳しくなくて… ごめんね」
と男性は立ち去ろうとする

麻衣はすばやく男性の正面にまわり
「あのあのあの、少し時間あります?」
と尋ねる

男性の進行方向をふさぎ、足止めさせる感じだ

「時間? うん、遅いしな…」

すると麻衣は人差し指と親指の間を5ミリほど開けて
「ほんのちょっとでいいんです。無理ですか?」
と言う

「ああ、まあいいけど…」
と男性

承諾したが、まだ少し困惑している

「すみません、今、困ってるんです」
と麻衣

下から上目使いで男性を見た

「どうしたの? 君みたいなかわいい娘が」
と男性が微笑む

「あの… 一緒にカラオケボックスを探してもらえませんか?」
と麻衣

「ああ、いいよ。一緒に探そう」
と男性は言い、二人で歩き始めた

「ありがとうございます。私、麻衣っていいます。私は何とお呼びしたらいいですか?」

男性は歩きながら
「おじさんでいいよ」
と言って笑う

すると麻衣も笑いながら
「はい、おじ様、フフッ…」
と言った

この日の麻衣はド派手なギャル服ではなく、ジーンズに白のタンクトップ

シンプルだが、カラダのラインがはっきりわかるほどのぴちぴちだ

二人はビルを見上げながら、夜の街をさまよい続けた

「あれは違うかな…」

「あっ、あれはカラオケスナックって書いてある」
などと言いながら、かれこれ5分くらい歩き続けている

「こっち探してみましょうか?」
と麻衣が左の方を指差す

そして通りを曲がると、人通りの少ない路地に入った

すると麻衣は男性の正面に立ち
「あの、お願いがあるんですけど…」
と言う

「何? ここまで探したんだから、僕にできることだったら聞くよ。何?」

「はい。一軒だけ付き合ってもらえませんか?」
と麻衣

「えっ、そのカラオケ?」

「はい、できればカラオケボックスがいいです」
と麻衣は言いながら照れ笑いを浮かべる

この照れ笑いがまたかわいい

そのかわいい照れ笑いに惹かれたのか、男性は
「ああ、わかったよ、一軒だけね」
と承諾した

とりあえず逆ナンのワンステップ目はクリアだ

そして二人はカラオケボックスを探し続ける

狭い路地を抜け、また広い通りに出ると、すぐにカラオケ店があった

二人はそこに入る

受付は男性が済ませ、二人は室内へ

部屋に入るとすぐに麻衣が生ビールを二つ注文した

生ビールが出てくると、二人は乾杯してビールを飲む

「歌わないの?」
と男性がリモコンを差し出してくる

が、麻衣は受け取らずに
「はい。飲みたかっただけですから。歌われていいですよ」
と逆に男性にカラオケを勧めた

ここまで読まれた読者の方ならお気づきだろうが、麻衣は酒を飲むとスケベ心全開になるのだ

男性も歌う気はないらしく、リモコンをテーブルに置く

すると麻衣が
「すみません、変なこと聞いていいですか?」
と言う

「いいよ、何?」

麻衣はニヤニヤと笑いながら
「初エッチって何歳くらいだったんですか?」
と尋ねる

「えーっ、言うの?」
と男性は照れ笑い

麻衣も笑いながら
「教えて、教えて」
と言う

「大学の頃だな…」

「相手は?」
と麻衣

「サークルの後輩、二年くらい付き合ったかな…」

「えっ、かわいかったの?」

麻衣はだんだん前のめりになる

「ああ、今の君くらいかわいかったな」
と男性は言った

すると麻衣は、さらに前のめりになる

「えっ、私、かわいいですか?」
と麻衣

もうにやけが止まらないといった感じだ

「うん、かわいいね。今日は一緒に飲めてうれしいよ。でも何で僕だったの?」
と男性もニヤニヤしている

「カッコいいからですよ。カッコいいから何か気になってしまって…」
と麻衣は言った

「いやぁ、34にもなって、こんなかわいい娘にカッコいいって言われるなんてうれしいな… 奢ちゃおうかな、アハハハ…」
と男性も上機嫌になる

そして男性は髪を整えるような仕草を見せた

これはもう麻衣に対するアピールだ

これを見て麻衣も髪をかき上げるような仕草をする

そして麻衣は話を元に戻す

「で、初エッチはどんな感じだったんですか?」

「うん、そうだな… 正直、どうやればいいのか解らなかったな。お互いに初めてだったし…」

「へえ、そうなんだ…」
と麻衣は言いながら、男性の隣に移動する

元々麻衣は男性の斜め前に座っていたが、話が盛り上がっていくのに便乗して男性の隣に座った

そして
「でもキスは上手くいったんでしょ?」
と尋ねる

「アハハハ… そうだな、上手くいったのかな… その後、アダルトビデオを見ているうちに覚えた気がするけどな、アハハハ…」
と男性は笑った

「今は上手になった?」
と麻衣

「まあ、そこそこには…」

「で、エッチ自体は大丈夫だったんですか?」

男性は完全に過去の記憶にアクセスしている

麻衣の狙い通りだ

「えーっ、てか、全部言うの?」
と男性は苦笑いする

すると麻衣は男性の右腕にしがみつき
「お願い、聞きたい… ね、お願いします」
と言う

これでは男性も断れない

男性は少々困ったような表情をしている

そこで麻衣は
「服は脱がせましたか?」
とインタビュー形式で話を振った

「ああ、ホテルのパジャマだけどね」

「えーっ、ホテルだったんだ。で、まずは胸から?」
と麻衣

「うん、そうだね。まずはブラジャーの上から…」

「大きかったんですか?」

「まあまあかな…」
と男性
飲尿、飲尿、飲尿…
中出し、中出し、中出し…


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