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マジックワード
友達の彼氏
この物語はフィクションであり、登場する人物名、会社名、学校名は実在するものとは一切関係ありません

─本編─
「あれっ、由美、寝ちゃったよ」
と麻衣

「飲みすぎなんだよ。それとも自分の家だから安心したのかな… とりあえず寝かしといてあげようか」
と健治が言う

深夜、由美の家に遊びに来ていた麻衣

そこへ由美の彼氏の健治が遊びに来た

由美としてはどちらかに帰れとも言いづらく、結局三人で飲むことになった

三月といってもまだ寒く、三人はこたつに入って酒を飲むことにした

由美が座り、角を挟んで右に健治、左側に麻衣、健治と麻衣は対面する形で座った

飲み始めると麻衣が由美にガンガンに酒をすすめる

途中で健治が
「麻衣ちゃん、飲ませすぎだよ」
と制止するが、麻衣は酔ったふりをして
「いいじゃん、女同士なんだし…」
と言って、酒をすすめ続けた

結果、由美は寝てしまった

「麻衣ちゃんって、由美と同級生?」
と健治

起きているのが彼女の親友と二人っきりになってしまい、健治は気まずい空気を払拭しようと麻衣に話しかける

「うん、由美と同じハタチだよ」

「ふーん」
と健治

これではダメだ、会話が終わってしまう

「麻衣ちゃん、彼氏いるの?」
と健治は必死に話をつなぐ

「うん、いるよ。てかさ、聞きたいことがあるんだけど…」
と麻衣が言う

「いいよ、何?」

「実はさ、何か彼氏には聞きづらいことがあって、聞いてもいい?」
と麻衣

「いいよ、聞きづらいことって何?」

「ちょっと下ネタなんだけど、いい?」
と麻衣

「下ネタ、いいよ、どうしたの?」

「あのね、彼氏とエッチする時にフェラするでしょ。それでね、何でその後は男の人はキスしてくれないの?」

すると健治は笑いながら
「えーっ、しないよ。するわけないでしょ」
と言う

麻衣はまずこの話題から入る

下ネタだけれども彼氏には聞けない、こんな内容の質問を得意としていた

「えーっ、何で? 何でチューしてくれないの? ショックだよ」
と麻衣は続ける

「えっ、だって自分のだよ。自分の体液なんて気持ち悪いよ」

「でも逆の場合、女はチューするじゃん」
と麻衣

「逆って?」

「だから女のほうが舐めてもらって、その後はチューするじゃん」

「そうなの?」
と健治

「そうだよ。ねえねえ、他にも聞いていい?」
と麻衣は言う

「ああ、いいよ」

「普段、彼氏には聞けないことがいっぱいあって…」

麻衣の真骨頂はここからだ

「あのね、男の人って、酔っぱらったら誰でもいいからやりたくなっちゃうの?」
と麻衣が言う

健治もこれには困ったという表情だ

「えーっ…」

「あっ、由美には言わないから、ね、正直どうなの?」
と麻衣

「うーん、相手によるかな…」

「例えばかわいい子とか?」

「うん、そんな感じかな…」
と健治は言葉を濁す

「じゃあ例えば私だったら?」
と麻衣

ここが重要だ

「えっ、麻衣ちゃんと? 無理無理。だって由美にバレたら大変じゃん」

普通の女性なら「無理」と言われた時点で傷つくかも知れないが、ここが勝負どころ

麻衣は何としてもイエスを取りにいく

「じゃなくて、例えば私と由美が友達ではないとかだったら?」

「うーん…」
と健治

「だから、例えば私と健治くんは今日初めて出会って、お互いに何も知らない同士。それで私を見て、やりたいと思うか、やりたくないと思うか?」
と麻衣は食い下がる

「ああ、だったらやりたいと思うかな…」

「そうなんだ。よかった。私、健治くんに嫌われてると思ってたから…」
と麻衣は笑顔を見せる

ここで健治も笑顔になった

そして
「嫌ってないよ」
と健治は言う

「いや、何かさ、彼女の家に遊びに行ったら邪魔な女が居て、みたいな…」

「いやいや、大丈夫だよ」
と健治

「健治くん、こっちに座ったら?」
と麻衣は角を挟んで自分の左隣を指す

「そこに健治くんがいたら、由美が足伸ばせないでしょう」

健治が由美を見てみると、由美は健治に足を向けて寝ている

足を伸ばそうにも伸ばせない状態だった

「ああ、そうだね」
と言って健治は移動する

「もう一つ聞いていい?」
と麻衣

「いいよ」

「答えを聞くのが恐くなってきた。つかまってていい?」
と麻衣が言う

「あっ、ああ、いいよ」
と健治

すると麻衣は身体を少し左に移動し、左手で健治の服をつかむ

服は二の腕あたりをつかんだ

そして、そーっと右手を健治の太ももに乗せる

ここからは複合技、ボディタッチも併用した

「例えばその女とやれるとして、やった後に急に彼女づらする女と、全然普通に何もなかったような、何て言うんだろう… あっ、後腐れのない女っていうのかな… どっちがいい?」

「そりゃあ後腐れのない女でしょう」
と健治

「そうだよね。よかった、私と一緒だ。男でもいるじゃん、一度やっただけで彼氏づらする男って。次にあったら『お前』って呼んだりしてさ。それよりも後腐れがない方がいいよね」

これで言葉によるOKはすべて出した

が、これだけでは男は手を出しにくい

それを知っている麻衣は
「そうなんだ… 何か私さ、押しに弱いんだよね」
と言う

この一言で健治の表情が変わる

すると麻衣は
「押しに弱いって、ガンガン来られることじゃないんだよ。なんか雰囲気に流されやすいっていうか、断れないっていうか…」
と言った

「ふーん」
と健治

「例えば、仲良く話してるでしょ。で、この状態から近づかれたら『離れて』って言えないの」

「例えばこう?」
と健治は近づいてみせる

肩と肩がくっついている距離だ

「ああ、もうダメ。こういうのに弱いんだ…」
と麻衣

すると今度は麻衣の方から
「この距離で私の目を見て」
と言う

健治は麻衣の目を見る

「もうダメ…」
と麻衣

そして目を閉じるのだ

健治も雰囲気に流されて軽くキスをする

ここで「雰囲気に流される」という暗示が効いたのだ

麻衣はキスの後、また缶のチューハイを飲む

すると健治もチューハイを飲んだ

麻衣は健治がチューハイを飲んでいる横顔をジーっと見る

健治もそれに気づき、チューハイをゴクッと飲むと麻衣に軽くキスをした

麻衣の右手は健治の胸へ

左手も最初は服をつかんでいたが、いつの間にか腕にしがみついていた

また健治が顔を近づけてくる

麻衣はうつむいていたが、健治の行動に気づくと顔を上げ、またチュッと軽いキスをした

麻衣はネルシャツにニットの厚手のカーディガン、下はデニムのミニスカート

元々ネルシャツは一番上のボタンだけをとめないでいたが、由美が眠りに入った時に勝負を仕掛けるために二番目のボタンも外しておいた

麻衣は自分の胸元を見て
「ねえ、健治くん、もう一つボタンを外してみて」
と言う

健治は躊躇なくボタンに手をかける

そして
「これ?」
と言った

麻衣はコクッとうなづく

すると健治はボタンを外して、麻衣のシャツの胸元を左右に広げる

紺色のブラ、そして谷間が見えるようになった

「やだ、健治くん。エッチ…」
と麻衣

「男はみんなエッチなんだよ」
と健治は言うと、ブラと肌の境目を人差し指でなぞっていく

麻衣も健治の指先を目で追った

健治は何度かブラの中に指を入れようと考えるが、なかなか実行に移せない

そのため指は胸骨をつたって上がってくる

そして首筋あたりで上下していた

「あっ、フフッ…」
と麻衣

「何?」

「くすぐったいよ、フフッ…」
と麻衣は笑った

指は首筋から耳の裏側へ

耳の裏側やうなじ辺りを撫でている

ここで麻衣は官能的な表情を見せる

心地よいのだ

そして指は耳から顎の骨をつたい、正面にまわってきた

「ん?」
と麻衣は健治の顔を見て微笑む

健治も屈託のない笑顔で、指を下唇へと進めていった

指は下唇を左右に撫でる

すると突然麻衣は、健治の指をカプッとくわえたのだ

そして
「フフッ…」
麻衣は笑う

健治は少し驚いたようだったが、麻衣の笑顔を見て、指をそのままにした

麻衣は口の中で舌を使い、健治の指を舐める

その舌の使い方はフェラそのものだ

舌先でチョロチョロと指を舐めると、少し空気を吸い込みながら指をしゃぶる

これに合わせて健治も指を出し入れしてみた

指のピストン運動、まさに指のフェラチオだ


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あきゅろす。
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