[通常モード] [URL送信]

彼女と祓魔師
電話はピエロとピンク
プルルル。プルルル。

私を呼ぶのは誰?


『もしもし、私ですが』


私、私。ピエロのピンク。


『貴方に聖騎士の話が来ていますよ』

「……」

『もうそろそろ使者が来ると思います』


音が鳴った。

ぴんぽーん


『が。…着いたようですね』


ピッ


通話を切って玄関に向かう。

扉を開けると、黒いマントに身を包んだ人間。


「志摩鳴藍様ですか」

「うん」

「どうぞ、これを」


人間が手渡して来たのは無地の封筒。


「この中に詳細を記した手紙が入っております」


その手紙を受け取る。

じーっと見てから、

ビリビリ

破いた。

[次へ#]

1/9ページ


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!