小説 8 「多分、明日親帰って来るから、零士も家に居てね」 「………」 「ナヅくんたちも居ていいから」 「わかったー」 「じゃあ、宥めてきまーす」 「…なあ」 「なに、きーやん」 「お前とゼロって……?」 「ああ、新しいキョウダイだよ」 零士やナヅくんたちに話して、振り向けばきーやんに問われた。 あ。俺、義弟なんだー。って笑ったらきーやんから驚かれた。 「じゃ、いってきまース」 「いってらっしゃいませー」 ナヅくんの見送りに笑いながら答えて、今度は表から出た。 あー、どうしよっかな。 皆、仲良く出来ないもんかね。 [*] [戻る] |