長編&固定の恋歌
〜コードギアス〜
stage0.25−7
ルルーシュとナナリーと別れてからティルナは一人屋上にいた。
(失敗したな…プリントを渡すくらい平気だと思ったのに…)
そう考えながらティルナ…いや、アルティナは眉を顰める。
ルルーシュ達を守る為に変装してずっと近くにいたアルティナ。
極力目立たず、ルルーシュ達に近付かなかったのに
何の因果かナナリーとまで接点が出来てしまった。
それにナナリーの態度から自分にアルティナの面影を見ているのを感じた。
ナナリーは目が見えない分、他の感覚が鋭い。
(下手をしたら気付いている可能性も考えおかなくては…)
アルティナは屋上の壁にもたれながら腕を組む。
(今は気付いていなくてもルルーシュは頭が良い。
いつか私がアルティナだと気付くかもしれない)
そこまで考えてアルティナは口端を上げる。
(しかし、これも運命…か。)
それすらも楽しいと言わんばかりにアルティナは笑った。
こうしてアルティナと彼らの物語は少しずつ動き出す。
To be next stage.
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