長編&固定の恋歌 〜コードギアス〜 stage0.5−2 「良い天気だなぁ、やっぱこんな日はドライブに限るでしょ! どうよ、ルルーシュ! この後さ…。」 リヴァルは空を眩しそうに仰いだ後、隣を歩くルルーシュに声をかける。 「あぁ、そうだな…。」 少し考えるそぶりをしながら答えるルルーシュの横からシャーリーが声をあげる。 「ダメに決まってるでしょ!? 何度言ったらわかるのよ、ルルも…」 「わかったわかった。」 説教を始めそうなシャーリーにルルーシュは苦笑気味に笑う。 「あ、ティルナちゃん。おはよう。」 その光景を横で見ていたニーナがこちらに歩いてくる人物に気付き笑顔で声をかけた。 「ティルナ、おはよー!」 「お、ティルナ、おはっ!」 「おはよう、ティルナ。」 シャーリー、リヴァル、ルルーシュもニーナの後に続きティルナに声をかけると 「おはようございます、いつもながら賑やかですね。」 それに笑顔で答えるティルナ。 「それが聞いてよ、ティルナ! ルル達ったらまた賭け事しようとしてたんだから!」 「そうなんですか? 賭け事はいけませんよ。」 ティルナがそう言うとルルーシュは少し何かを考えると笑顔をティルナに向ける。 「いや、予定変更。 この前からナナリーが招待してる食事にティルナが来てくれるなら、今日は止めておくよ。」 「え…?」 「それなら一石二鳥ね!」 ルルーシュの提案にティルナが固まってると、どこからかミレイが出てきて口を挟んだ。 「会長!? どこから…。」 「ナナリーは前からティルナと仲良くしたがってたし、一回くらい良いんじゃない?」 驚くリヴァルを無視して、ね? と笑顔で言うミレイと勝ったと言わんばかりのルルーシュの笑顔。 「…わかりました。今日は予定もないですし、良いですよ。」 さすがのティルナもこれには降参せざるを得なかった。 . [*前へ][次へ#] [戻る] |