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長編&固定の恋歌
   〜コードギアス〜
stage0.25−2




「…ルルーシュさん、これ先生から渡してくれと頼まれていたものです。」


ルルーシュがリヴァルと歩いていると一人の女生徒から話し掛けられた。


「…っ…! あ…あぁ、ありがとう。」


プリントを渡す女生徒を見てルルーシュは珍しく動揺する。



(似てる…アルティナと…。偶然…か?)



「それでは、失礼します。」


用件を済ますと一礼して立ち去る女生徒の後ろ姿を呆然と見つめるルルーシュ。


「何してんだ、ルルーシュ?
そんなに見つめて…何、惚れちゃったとか?」


そんなルルーシュをからかうようにリヴァルがルルーシュの肩に手を乗せながら言う。


「いや…ただ声とか雰囲気が似てるなと思って。」

「似てるって誰と?」

「ん? あぁ、いや何でもない。ただの勘違いだ。」



(そうだ、勘違いだ。アルティナがここにいる筈がない。
少し声が似てる、それだけだ)




ハッと我に返ったルルーシュは自分に言い聞かせるようにそう考え、誤魔化すようにリヴァルを適当にあしらう。



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