長編&固定の恋歌
〜コードギアス〜
stage0.5−8
しかし、ルルーシュ達の予想は外れ、ティルナは剣一本でも様々な武器を持つ男達に勝っていた。
「容赦しないとか言いながら大した事ないね。」
ふんっとティルナが鼻で笑うとちょうど後ろ側にあった扉が開く。
「本当に威勢の良い嬢ちゃんだな。」
そこからテロのリーダーらしき人物が出てくる。
「…あなたがリーダー?」
怯む事なく自分を見据え、攻撃態勢をとるティルナに男がニヤリと笑う。
「あぁ、そうだ。嬢ちゃんが強いのはよくわかった。
オレ達も馬鹿じゃないからな、通報しないと約束してくれたら人質は返そう。」
「…本当ですか?」
「もちろんだ。だから武器は捨ててくれるか?
人質はオレの後ろにいる、縛っているから声は出せないが。」
(なっ!? ティルナ、それは嘘だ!
クソッ、ティルナからは逆光で見えないのか!)
「わかりました。」
ティルナは頷くと横に武器を投げる。
剣が光に射す方へ飛び、カランっという音が室内に響く。
「ルルーシュさん、大丈夫ですか?」
そして、ゆっくりとティルナは二人に近付いていく。
(違う、それは俺じゃない!
駄目だ、ティルナ…っ!!)
ティルナが二人の元に行った瞬間
――ガウン――
ティルナ目掛けて弾が発砲された。
(ティルナっ!! アルティナーーーっ!!)
To be next stage.
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