長編&固定の恋歌
〜コードギアス〜
stage0.5−7
「何だと…?」
「怖いもの知らずなお嬢ちゃんだな。
ブリタニア人なのが残念だよ!」
言いながら男は再びティルナに銃口を向けるが
今度は撃たれる事なく男は倒れる。
「き、貴様、何をした!?」
「その台詞を言いますか。
やられる前にやれ…実行しただけですよ。」
くすっと笑うティルナの手には投げナイフが数本、器用に持たれていた。
「貴様…軍人か!?」
「んな訳ないでしょ。軍人ならナイトメアで来るわよ。
本当に頭悪いなぁ…。」
呆れながら答えるティルナに男達は激怒する。
「貴様っ! 女だろうと容赦しねぇぞ!!」
襲い掛かってくる男達を起用に避けながら投げナイフで攻撃を返すティルナ。
(なっ…あの人数の男と対等に…いや、今はティルナの方が勝っている。
だが、あの攻撃では…)
「やるじゃないか…だが、そろそろ投げるナイフがなくなったんじゃないか?」
男の言葉にルルーシュは自分の予想が当たった事を呪った。
だが、ティルナはにっと口端を上げる。
「何が可笑しい…?」
ティルナの態度に苛立った男は低い声で問う。
「武器ならあるじゃない?」
そう言ってティルナが持ったのは自分を襲ってきた男が持っていた剣。
「銃じゃなく剣で俺達に対抗するつもりか?
ククッ、勇ましいねぇ。銃も怖くて持てないお嬢ちゃんが!」
男達は剣一本しか持っていないティルナに容赦なく襲い掛かる。
(ティルナ! 外れろッ、この!)
ルルーシュは動けない自分に唇を噛み締めた。
.
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!