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非日常のはじまり28
「山瀬友和。三度目の現行犯発見だ。――退学だね」
誰かの声と、慌ただしい足音。俺にのしかかっていた山瀬が引きずられていく、情けない声。
それらは、視界が遮られている俺に降り注ぐ、救いの言葉たち。
「聖宮。遅くなって悪かったね」
風紀会の白井だよ。
その言葉に安堵した俺の意識は、数時間前のようにブラックアウトしたのだった。
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