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ルビーレッドの瞳10
「次に寮の説明です。校舎にむかって左側に、天使が生活する蒼玉寮と、悪魔が生活する紅玉寮が隣り合わせでたっています。その後ろは生活に必要なものが売られていたり、娯楽施設や食事施設、浴室がある別棟になっています。渡り廊下でつながっているので移動は楽ですよ。また、校舎の右側は特別棟で、幻獣や聖獣、魔獣が封印されています。危険ですからあまり近寄らないようにしてくださいね」


 何か質問はありますか、そうきいてきたカガミさんに俺は否定をかえした。一通り理解できた。だから大丈夫だ。


「…ああ、言い忘れていました。天使と悪魔は互いの寮を行き来できますが、最上階はそれぞれ風紀会と生徒会のフロアです。許可なき生徒は行ってはならないことになっているので気をつけてくださいね」

「わかりました」


 覚えることは沢山ありそうだが、学園生活に早くなれるためにも頭に叩き込まなくてはならない。しっかりやらなければ。

そんなことを考えていると、突然ノック音が聞こえた。


「空峰だ。入るぞ」


そう言って入ってきたのは、カガミさんと同じくらい色素の薄い、美しい顔立ちの男性だった。

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あきゅろす。
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