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REBORN!短編
ありがとう 6927■


今も昔も、僕の気持ちは変わりません


十年後に飛んできた綱吉君とも、お別れする時がやって来ました
白蘭を倒した今、安心した君の顔はとても愛しくて、思わず引き止めてしまいそうになる自分を抑えるのに僕は必死でした


「じゃあ、俺行くね」
「はい。安心して十年前にお戻り下さい」
「骸…、十年後も変わってなくてホッとしたよ」
「?どこがですか」

「お前は十年前も今も……、俺の大切な、友達だ」
「……そうですね。僕と綱吉君はいつまでも友達、ですよ」
「そうだよな。うん…、元気でね!骸。他のファミリーのみんなにもよろしく伝えておいて」
「承知しました」



「行ってしまった…、綱吉君。十年前も今も、僕はあなたの友達ですね……」

それ以上を望んだら駄目なのに、今も昔も僕は我が儘ですね

でも、この気持ちを死ぬまで抱えろというのですか


そんなの−−−−「むごすぎます」




「何やってるの、早く行くよ、骸」
「はい」

あれから綱吉君の時間は僕に追いついて、中学生の時から成長した−−それでもやはり僕よりは小さいその姿があの時の場所で、幼い綱吉君が僕に別れを告げた場所で楽しそうに揺れている

「そういえばさ、十年前の俺がお前に会ったときの事、覚えてる??」
「ええ。それが何か??」
「あのときからずっと言えなかったんだけどさ」
「何でしょう?」



「十年前からずっと、お前の事が好きだったんだ。友達以上を望んだら駄目なのに、でもこの気持ちを死ぬまで抱えるなんてできなくて……」
「馬鹿ですね、友達以上なんて望んだら………」



「骸?泣いて…………」
「幸せすぎて死んじゃいます…っ!!」
「ちょっと、痛いよ!離して……!!」


十年越しの愛の告白は
僕に涙と幸福と、貴方のぬくもりを僕にもたらした


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あきゅろす。
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