嫌われ少女は未来を望む
No..57
「「「「うぉぉぉ!!」」」」
『……。』
(※因みに体制は抑えられているので、四つん這いみたいな感じです by管理人)
耳障りな声だな。ウザい
キモい顔すんじゃねぇよ。くそ野郎共が。
スゥー…
『……(ピクッ』
「くくっ、面白い反応」
「ヤリがいがあるって事じゃん♪」
「零を虐めた罰だ」
「こんくらいしたって、構わないんじゃねぇか?」
俺は今は大人しくしといてやる。後々面倒だからな。
結局、こうなる前の記憶はかなり曖昧なままだが、今起こっている状況を理解して来ている。
何故なら今、正にいやらしい手付きで腰やら、腹やら、太股やら触って来てるからだ。ガチで気持ち悪いんだが…。
『(大人しくしてるからって、いい気になりやがって!そろそろ抜け出すか)』
触っ
『…っ!』
「くくっ、お前も一応女だな」
『(一応ってなんだ。)俺は元々女だ』
触っ
『やぁ…っ』
「この反応…お前、もしかして…」
『…なん、だよ』
「クスッ、別に…」
『意味w…ひゃっ…』
コイツ等…覚えてろよ。
つか、こう言うのを何て言うんだっけ??えっと…確か…あ!そうそう愛撫って言うんだよな…多分。
くそっ!気持ち悪ぃ。
『あっ…やっ…』
「くくっ」
『や、やめ…っ…』
畜生…気持ち悪い。俺に触るな。
俺が大人しくしてるからっていい気になりやがって。
でも、きっとあの子もあの時こんな事をされたのかな…、こんなに屈辱的な事、されたのかな…
『……なるなよ…』
「何だ??」
『人が大人しくしてりゃ、いい気になりやがって…!』
ピンッ
『!』
『俺にこんな事した事、覚えとけよ。高三になったら、たっぷり遊んでやるからさ(ニヤッ』
「「「「「「(ビクッ)」」」」」」
『ふふ』
ドゴッ、バキッ
「「「「「「ぐっ」」」」」」
ざまぁみろ。俺に気安く触れるから、そうなるんだ。
可哀想な奴等。後二年もすりゃ、生き地獄を見る羽目になるんだからな。
『授業…結局サボっちまったな…』
クラッ
『あ、れ…?』
何だ…?急に頭がクラクラする…。
吐き気もする。急に身体も気持ち悪くなって来た。
嫌だ。気持ち悪い。身体を洗いたい。洗い流したい。
ガラッ
『??』
俺がボーッと立ち尽くしていた時、誰かが空き教室に入って来た。
それと同時に俺は力無く倒れた。けど、露になった素肌に感じた誰かの手の感触。
触るな、気持ち悪い。
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