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僕と欠片と涙の探しモノ
風紀委員長.7


急に雲雀の目付きが変わった。まるで――餓えた狼が群れの羊を見つけた時の様な目をしてやがる。

そうだ…、今の雲雀は戦場で相手を容赦無く斬る時の様な戦う目をしてる。きっと俺も雲雀と同じ様な目をしてる時があるんだろうな。

それにしても凄ぇ殺気だな。



「ねぇ、慶」

『なんだ』

「君は其処でジッとしてなよ」

『あぁ、分かった。』



それだけ言うと雲雀は大勢の不良軍団に一人で突っ込んで行った。勿論俺は其の場から一歩も動かず、雲雀が不良軍団をフルボッコにして居る光景と不良達の悲痛な声を聴いて見ているだけだった。

不良達の悲痛な叫びはそれはそれは聞いていられるものじゃない…。何故か俺には唯の雑音にしか聞こえない……頭の中で何かとダブって聞こえるのが余計に耳障りで思わず両耳を塞いで其の場にしゃがみ込んでた何て自分では全く気付かなかった。



『…っ』



止めろ…止めろって…。気持ち悪いから止めろ…。

叫ぶな…喚(わめ)くな…悲痛な声を出すな…泣いて助けを求めんな…気持ち悪いだけなんだよ…

気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い

本気で止めくれ……。




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あきゅろす。
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