僕と欠片と涙の探しモノ 其の子の名前.4 『そういや…』 「??」 『お前名前何て言うんだ?』 「ナマエ?」 『嗚呼…、お前にも名前はあるだろ?』 「……」 何で黙るんだ?俺は唯名前を聞いただけなのに。 もしかして、聞かれたくなかったか…? 『いいたくないら無理に言わなくていいんだぜ?』 「………」 『???』 「……」 『はぁー…じゃあ、俺は行くな』 結局さっきの奴の名前聞けなかったな…。一体なんだったんだ…? 『って訳なんだよ』 「そんな事が…」 「お前も朝から災難だな」 『それだけじゃねぇよ…。あの後結局、雲雀に反省文書かされたんだからな?』 「ハハッ、本当に災難なのな」 山本、笑う事ねぇだろ… 俺だって何が悲しくて朝から命狙われて、反省文書かされたと思ってんだよ…。 ったく朝から一気に疲れたし… 「で、其の子はどんな子なの?」 『ん?嗚呼、なんかな…』 綱吉が聞いて来たから朝会った小さな子の特徴を話した。そしたら綱吉達の表情が段々と青ざめて行くのが分かった。 でも何で綱吉達、顔が青ざめてんだ? [←][→] [戻る] |